砂戦争 知られざる資源争奪戦

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
256
ISBN:
9784040823638
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砂戦争 知られざる資源争奪戦

  • 著者 石 弘之
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
256
ISBN:
9784040823638

ビルも道路も埋立地も……文明を推進する「砂」の争奪戦が始まっている

(目次、主なもの)
第一章 砂のコモンズの悲劇
砂資源の枯渇がはじまった
都市化の世紀
増える高層ビル
都市化の功罪

第二章 資源略奪の現場から
中国の都市化
戸籍制度の緩和
上海の驚異的な発展
採掘で自然災害が甚大に
犠牲になる生き物たち
朝鮮半島を狙う中国
アラブ首長国連邦のドバイ
300を超える人工島
膨張するジャカルタ
島が消えていく
活動家暗殺未遂
アジアで進む海岸侵食
沈みゆく国家
海面上昇で国沈む?
誰が砂を奪ったのか
ツバルは拡大している

第三章 砂はどこからきたのか
砂とは何か
白砂・黒砂・赤砂
河川は砂の製造工場
建築に使えない砂漠の砂
長距離移動する砂塵
砂の用途
オイル採掘が引き起こすトラブル

第四章 砂マフィアの暗躍
サルデーニャ島の砂泥棒
都市化の進むインド
砂マフィアの暗躍
ジャーナリストにとってもっとも危険な国
抹殺された人びと
アフリカの砂をめぐる紛争
ナイジェリアの発展
住民を分断する砂採取
シンガポールの発展
世界最大の砂輸入国に
禁輸に踏み切った3カ国
メコンデルタの危機
中国のダム建設
 
第五章 白砂青松はどうしてできたのか
砂と日本人
土木技術の発達
森林消失が生み出す砂
燃料材が森を奪った
庄内砂丘の飛砂との戦い
森が戻った新屋村
新潟砂丘
松と日本人
砂浜が消えていく
台無しになった砂浜
増える砂需要
川砂が戻ってきた
波消しブロックの蔓延
ダムに堆積する砂
森林飽和と砂浜

第六章 今後の砂問題
水も空気も砂も
世界人口の楽観論
廃建材の再利用
ガラスの浜
新たな骨材の素材
地球をスイカにみたてるなら
オーバーシュート・デー
(目次、主なもの)
第一章 砂のコモンズの悲劇
砂資源の枯渇がはじまった
都市化の世紀
増える高層ビル
都市化の功罪

第二章 資源略奪の現場から
中国の都市化
戸籍制度の緩和
上海の驚異的な発展
採掘で自然災害が甚大に
犠牲になる生き物たち
朝鮮半島を狙う中国
アラブ首長国連邦のドバイ
300を超える人工島
膨張するジャカルタ
島が消えていく
活動家暗殺未遂
アジアで進む海岸侵食
沈みゆく国家
海面上昇で国沈む?
誰が砂を奪ったのか
ツバルは拡大している

第三章 砂はどこからきたのか
砂とは何か
白砂・黒砂・赤砂
河川は砂の製造工場
建築に使えない砂漠の砂
長距離移動する砂塵
砂の用途
オイル採掘が引き起こすトラブル

第四章 砂マフィアの暗躍
サルデーニャ島の砂泥棒
都市化の進むインド
砂マフィアの暗躍
ジャーナリストにとってもっとも危険な国
抹殺された人びと
アフリカの砂をめぐる紛争
ナイジェリアの発展
住民を分断する砂採取
シンガポールの発展
世界最大の砂輸入国に
禁輸に踏み切った3カ国
メコンデルタの危機
中国のダム建設
 
第五章 白砂青松はどうしてできたのか
砂と日本人
土木技術の発達
森林消失が生み出す砂
燃料材が森を奪った
庄内砂丘の飛砂との戦い
森が戻った新屋村
新潟砂丘
松と日本人
砂浜が消えていく
台無しになった砂浜
増える砂需要
川砂が戻ってきた
波消しブロックの蔓延
ダムに堆積する砂
森林飽和と砂浜

第六章 今後の砂問題
水も空気も砂も
世界人口の楽観論
廃建材の再利用
ガラスの浜
新たな骨材の素材
地球をスイカにみたてるなら
オーバーシュート・デー

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「砂戦争 知られざる資源争奪戦」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 地球の有限な資源である「砂」に着目した本。この本で目から鱗、は余りに想像力不足だと言われるかもしれないが、共有資源を自由に使えばいずれ枯渇するという「コモンズの悲劇」を、ここまではっきりとイメージでき 地球の有限な資源である「砂」に着目した本。この本で目から鱗、は余りに想像力不足だと言われるかもしれないが、共有資源を自由に使えばいずれ枯渇するという「コモンズの悲劇」を、ここまではっきりとイメージできたのは初めてだった。浮かんだのは資源有限ルールなマインクラフト。しかもその有限ルールに先に気付いた別のプレイヤーに自分の陣地分を横取りされたり。化石燃料とかは技術革新で代替できるかも、なんて漠然と夢見てたけれど、砂…。砂の構造、自然界での動きや都市化における寄与、砂マフィア、シェール革命等、盛り沢山な良書。 …続きを読む
    アナーキー靴下
    2021年01月19日
    53人がナイス!しています
  • 「人新生の資本論」で、砂、水といったコモンズが取り上げられていたのと、仕事柄大量のコンクリートを発注する者として読んでみた。砂の主要用途はコンクリートで、高層ビルの建設には絶対に必要になる。その為、砂 「人新生の資本論」で、砂、水といったコモンズが取り上げられていたのと、仕事柄大量のコンクリートを発注する者として読んでみた。砂の主要用途はコンクリートで、高層ビルの建設には絶対に必要になる。その為、砂の輸出禁止に踏み切る国まで出てきている。海面上昇で消滅する国としてよく出てくるツバルは、実際は海岸付近の砂の掘削穴から海水が入り込んでいるのでは、という指摘が面白かった。都市化が進むインドでは、2018年だけで少なくても環境NGO関係者28人が砂マフィアに殺害されたという。砂で人が殺されるって本当に人新生だ。 …続きを読む
    キク
    2021年03月10日
    49人がナイス!しています
  • 砂不足が深刻化してきた中国(48頁)。食料不足だけではないのか。人工島パーム・ジュメイラ(写真2-5)は化石の三葉虫みたいな感じ(53頁)。ここは、3億8500万トンの砂を埋め立てて造成されたという( 砂不足が深刻化してきた中国(48頁)。食料不足だけではないのか。人工島パーム・ジュメイラ(写真2-5)は化石の三葉虫みたいな感じ(53頁)。ここは、3億8500万トンの砂を埋め立てて造成されたという(54頁)。砂、恐るべし、金ぴか大富豪を支えているのだから。ガラスは最古の砂製品とのことである(108頁~)。PCにも砂が半導体では必要という(110頁~)。ダムに堆積する砂(212頁~)。卑近なダムの堆砂量は住民としては把握しておく必要を感じた。というのも、昨年7月は貯水率9割で、ひやひやしていたので。 …続きを読む
    壱萬弐仟縁
    2021年08月11日
    39人がナイス!しています

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