満月と近鉄

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年05月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041092767
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満月と近鉄

  • 著者 前野 ひろみち
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年05月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041092767

生駒山の麓で私は四つの小説を書き、そのうえ恋に落ちたのである。

小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題) 小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「満月と近鉄」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • なんなん?めっさおもろいやん♪と叫んじゃった🎶 奈良の青春を四編で描く。『佐伯さんと男子たち1993』は恋の未熟者たち奈良男子3人がアホらしい作戦を真剣に行使しつつ『佐伯女子』に魂を捧げる生態を生き生きと描 なんなん?めっさおもろいやん♪と叫んじゃった🎶 奈良の青春を四編で描く。『佐伯さんと男子たち1993』は恋の未熟者たち奈良男子3人がアホらしい作戦を真剣に行使しつつ『佐伯女子』に魂を捧げる生態を生き生きと描く。次々に玉砕する男子たちが可愛い♡一生懸命書いた恋文を🦌に食べられるシーンが好き✨『ランボー怒りの改新』は規格外😄ロケランをぶっぱなす蘇我氏とランボーの奈良頂上決戦が開幕。他二編を含め、すべてが歴史のアザーサイドで繋がる構成がスゴイ!謎の作家さんがただ者じゃない感で、今後が楽しみ🦌🌕️★5 …続きを読む
    chiru
    2021年05月25日
    127人がナイス!しています
  • ★★★★☆もう、1話目、『佐伯さんと男子たち1993』のっけから、私が奈良に一人旅に行った2年後のマクドから話が始まってる。その東向商店街のマクド私も行ったよ。主人公達高校生の放課後の雑談。鹿さんももれなく登場 ★★★★☆もう、1話目、『佐伯さんと男子たち1993』のっけから、私が奈良に一人旅に行った2年後のマクドから話が始まってる。その東向商店街のマクド私も行ったよ。主人公達高校生の放課後の雑談。鹿さんももれなく登場。2話目は「ランボー」×「大化の改新」異色のコラボ面白い。3話目は「奈良漬」×「千一夜物語」4話目は浪人した「私」の青春物語表題の『満月と近鉄』新しい奈良の書き手が‼と思いきやこのあと書かれていない。奈良ファンとしてはお待ちしてます。森見氏との対談つき。余談ですが、近鉄特急は昔おしぼりが出たような。 …続きを読む
    ゆりあす62
    2020年09月06日
    108人がナイス!しています
  • ずっと気になっていて。前々作の奈良つながりで。なんとも不思議なお話たちでした。表題作がほぼ真実なの?佐伯さんって現実にいるの?白い鹿なんじゃないの?奈良の不思議な空気感がたっぷり詰まった本でした。森見 ずっと気になっていて。前々作の奈良つながりで。なんとも不思議なお話たちでした。表題作がほぼ真実なの?佐伯さんって現実にいるの?白い鹿なんじゃないの?奈良の不思議な空気感がたっぷり詰まった本でした。森見さんに似てるってレビューを見かけましたが、それはあんまり感じなかったかな。二木英之のあとがき、巻末の森見登美彦と作者の対談まで楽しめました。奈良、行きたいけど、京都の実家からでも遠いもんなー。万城目さんのマイシカ、再読したくなりました。 …続きを読む
    papako
    2021年01月24日
    80人がナイス!しています

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