オーバーライト ――ブリストルのゴースト

第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
328
ISBN:
9784049130188

第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作

オーバーライト ――ブリストルのゴースト

  • 著者 池田 明季哉
  • イラスト みれあ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
328
ISBN:
9784049130188

グラフィティ。それは俺と彼女の想いすら鮮やかに上書く、儚い絵の魔法――

 イギリスのブリストルに留学中の大学生ヨシは、バイト先の店頭で“落書き”を発見する。それは、グラフィティと呼ばれる書き手(ライター)の意図が込められたアートの一種だった。
 美人だけど常に気怠げ、何故か絵には詳しい先輩のブーディシアと共に落書きの犯人探しに乗り出すが――
「……ブー? ずっと探していたのよ」
「ララか。だから会いたくなかったんだ!」
「えーと、つまりブーさんもライター」
 ブーディシアも、かつて〈ブリストルのゴースト〉と呼ばれるグラフィティの天才ライターだったのである。

 グラフィティを競い合った少女ララや仲間たちと、グラフィティの聖地を脅かす巨大な陰謀に立ち向かう挫折と再生を描いた感動の物語!

 第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作。
 イギリスのブリストルに留学中の大学生ヨシは、バイト先の店頭で“落書き”を発見する。それは、グラフィティと呼ばれる書き手(ライター)の意図が込められたアートの一種だった。
 美人だけど常に気怠げ、何故か絵には詳しい先輩のブーディシアと共に落書きの犯人探しに乗り出すが――
「……ブー? ずっと探していたのよ」
「ララか。だから会いたくなかったんだ!」
「えーと、つまりブーさんもライター」
 ブーディシアも、かつて〈ブリストルのゴースト〉と呼ばれるグラフィティの天才ライターだったのである。

 グラフィティを競い合った少女ララや仲間たちと、グラフィティの聖地を脅かす巨大な陰謀に立ち向かう挫折と再生を描いた感動の物語!

 第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

Prologue "On the Wall"
Chapter 1 "To the Pit"
Chapter 2 "For the Captain"
Chapter 3 "Over the Bridge"
Chapter 4 "From the Stage"
Chapter 5 "By the Angel"
Epilogue "Just with You"

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CV:佐倉綾音『オーバーライト――ブリストルのゴースト』PV【電撃小説大賞《選考委員奨励賞》】

「オーバーライト ――ブリストルのゴースト」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ブリストルに留学中の大学生ヨシがバイト先の店頭で発見したグラフィティ。何故か絵には詳しい先輩ブーディシアとともに落書きの犯人探しに乗り出す物語。犯人探しをする過程で出会ったグラフィティを競い合う少女ラ ブリストルに留学中の大学生ヨシがバイト先の店頭で発見したグラフィティ。何故か絵には詳しい先輩ブーディシアとともに落書きの犯人探しに乗り出す物語。犯人探しをする過程で出会ったグラフィティを競い合う少女ララや仲間たち。グラフィティの聖地を脅かす巨大な陰謀と、かつて「ブリストルのゴースト」と呼ばれたブーディシアが描くのを止めてしまった理由。登場人物たちのグラフィティへの熱く複雑な想いが交錯する展開でしたけど、真相にたどり着く中で明かされる過去と、葛藤を乗り越えて立ち向かうその姿にはぐっと来るものがありました。 …続きを読む
    よっち
    2020年04月10日
    55人がナイス!しています
  • ★★★★★ 電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作品。正直受賞作品という肩書きに惹かれて購入したものだったので、まさかここまで自分に合うとは思っていなかった。ファンタジー要素も魔法もラブコメもない。ただただ、一人 ★★★★★ 電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作品。正直受賞作品という肩書きに惹かれて購入したものだったので、まさかここまで自分に合うとは思っていなかった。ファンタジー要素も魔法もラブコメもない。ただただ、一人の少年と一人の少女を軸に繰り広げられる熱い物語を楽しむことが出来る。彼らは共に自らの歩みたい道を外れ、再び向き合おうともがき、苦しむ。人知れずオーバーライトすることで伝説の人となっていた少女・ブーディシアはとある事情からグラフィティを辞め、怠惰な日々を過ごしていた。そんな彼女がある日出会った日本からの→ …続きを読む
    まっさん
    2020年04月19日
    48人がナイス!しています
  • かのバンクシーを生んだ地である、ブリストルを舞台にした「グラフィティ」の物語。反社会的な行為でありながら、街まるごとを巻き込んでしまうパワフルなアートとしてのグラフィティの魅力を、ふんだんに盛り込んだ かのバンクシーを生んだ地である、ブリストルを舞台にした「グラフィティ」の物語。反社会的な行為でありながら、街まるごとを巻き込んでしまうパワフルなアートとしてのグラフィティの魅力を、ふんだんに盛り込んだ作品でした。 ライター同士の熱量がぶつかり合う異質なアートの世界は、熱くておもしろかったです。自由気ままな猫みたいなブーディシアがかわいく、彼女が笑ってグラフィティと向き合えるラストで本当に良かった。イギリスが舞台ということもあってか会話の端々にスラングが飛び交い、なんともシャレていて読みやすい作品でした …続きを読む
    星野流人
    2024年02月18日
    36人がナイス!しています

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