戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年03月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
344
ISBN:
9784040823218
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戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男

  • 著者 大木 毅
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年03月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
344
ISBN:
9784040823218

「電撃戦」はなかった!第二次世界大戦を席捲した名将、その素顔を暴く。

新書大賞2020第1位『独ソ戦』著者の最新作!!

「電撃戦」はなかった!
『「砂漠の狐」ロンメル』に続き、欧州を征服し、第二次世界大戦を席捲した名将の素顔を暴く。
伝説となった戦車将軍は、ドイツ装甲部隊をいかにしてつくりあげたのか?
『独ソ戦』著者の最新作にして、最新学説による、これまでの俗説を一掃する決定的評伝!

第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた著名な将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも「名将」と畏怖された男、グデーリアン。
ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかったことが今では明らかになっている。
ロンメル同様、グデーリアンの研究は日本では遅れていた。
いまでは否定されている数十年前に人口に膾炙した伝説が、未だに独り歩きしているのだ。
彼は国粋主義者だった。が、純粋な愛国者だったのか、それともナチの賛同者だったのか? 
ヒトラー暗殺計画にどこまで与していたのか?
欧州を征服した男にして、伝説となった戦車将軍の仮面を剥ぐ。
――ドイツ装甲部隊はいかにしてつくられたのか、その真相が明らかとなる。

【目次】

序 章 さらば夏の光よ
第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
第二章 青年将校
第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
第四章 敗戦と義勇軍体験
第五章 自動車部隊へ
第六章 戦車に注目せよ
第七章 装甲部隊の「総稽古」
第八章 砲火の洗礼
第九章 不完全な勝利
第一〇章 「バルバロッサ」作戦
第一一章 深淵への転落
第一二章 斜陽を受けながら
終 章 修正された自画像

あとがき
グデーリアン年譜
主要参考文献
写真・図表について
新書大賞2020第1位『独ソ戦』著者の最新作!!

「電撃戦」はなかった!
『「砂漠の狐」ロンメル』に続き、欧州を征服し、第二次世界大戦を席捲した名将の素顔を暴く。
伝説となった戦車将軍は、ドイツ装甲部隊をいかにしてつくりあげたのか?
『独ソ戦』著者の最新作にして、最新学説による、これまでの俗説を一掃する決定的評伝!

第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた著名な将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも「名将」と畏怖された男、グデーリアン。
ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかったことが今では明らかになっている。
ロンメル同様、グデーリアンの研究は日本では遅れていた。
いまでは否定されている数十年前に人口に膾炙した伝説が、未だに独り歩きしているのだ。
彼は国粋主義者だった。が、純粋な愛国者だったのか、それともナチの賛同者だったのか? 
ヒトラー暗殺計画にどこまで与していたのか?
欧州を征服した男にして、伝説となった戦車将軍の仮面を剥ぐ。
――ドイツ装甲部隊はいかにしてつくられたのか、その真相が明らかとなる。

【目次】

序 章 さらば夏の光よ
第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
第二章 青年将校
第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
第四章 敗戦と義勇軍体験
第五章 自動車部隊へ
第六章 戦車に注目せよ
第七章 装甲部隊の「総稽古」
第八章 砲火の洗礼
第九章 不完全な勝利
第一〇章 「バルバロッサ」作戦
第一一章 深淵への転落
第一二章 斜陽を受けながら
終 章 修正された自画像

あとがき
グデーリアン年譜
主要参考文献
写真・図表について

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序 章 さらば夏の光よ
第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
 戦車将軍のセルフ・イメージ/回想録の虚実/国粋主義者だったグデーリアン
第二章 青年将校
 プロイセンのエスタブリッシュメント/陸軍幼年学校の「予備門」へ/将校任官/「グレーテル」との出会い/陸軍大学校(ルビ:クリークスアカデミー)
第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
 「時刻表の戦争」/「けっして来はしない通信報告」/苦戦する第5騎兵師団/ランゲマルク攻撃/戦車と「浸透戦術」/参謀資格を得る
第四章 敗戦と義勇軍体験
 敗勢に抗する/ドイツ陸軍暗黒の日/休戦交渉/グデーリアンの戦争は続く/「義勇軍」による防衛/鉄師団/グデーリアンの「抗命」
第五章 自動車部隊へ
 不安を抱くグデーリアン/カップ一揆とその後/軍人人生の転機/ドイツ装甲部隊の萌芽/自動車部隊へ/戦車にめざめる/グデーリアンの先駆者たち/「指揮官補佐教習課程」教官/自動車戦闘部隊の誕生
第六章 戦車に注目せよ
 部隊局勤務/敵と味方と/装甲部隊構想と戦車の開発/実験される運用理論/ベックは「無知」で「遅疑逡巡」したのか?/装甲師団の誕生/グデーリアンとヒトラー/装甲部隊をめぐる試行錯誤/『戦車に注目せよ!』
第七章 装甲部隊の「総稽古」
 ラインラント進駐とスペイン内戦/ブロンベルク・フリッチュ危機/ウィーンへの行軍/ズデーテン進駐/快速部隊長官/開戦前夜
第八章 砲火の洗礼
「白号」作戦/さまざまな不手際/ブレスト=リトフスクへの突進/マンシュタインの計画/アルデンヌは通過可能か/終着駅までの切符
第九章 不完全な勝利
 アルデンヌ突破/スダン攻防戦/西へ駆ける/指揮権を奪われたグデーリアン/ダンケルクの停止命令/ヒトラーは何を考えていたのか/フランス降伏/戦略的近視眼/対ソ作戦計画立案に関与したのか?
第一〇章 「バルバロッサ」作戦
 あいまいな目標と不充分な戦力/内実を伴わない装甲部隊増大/空虚な勝利/深まる困難/スモレンスクの戦い/グデーリアンと戦争犯罪/モスクワかキエフか/キエフ会戦/「台風」作戦/解任
第一一章 深淵への転落
 療養の日々か?/懐柔されていたグデーリアン/装甲兵総監/新装甲部隊構想/「城塞」作戦/上級大将に決闘を申し込んだ元帥/「装甲部隊論争」/抵抗運動との接触/グデーリアンの「日和見」/暴露された戦略眼の欠如
第一二章 斜陽を受けながら
 米陸軍への協力/貧窮するグデーリアン/何ごとも忘れず/『電撃戦』の演出
終 章 修正された自画像

あとがき
グデーリアン年譜
主要参考文献
写真・図表について

「戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 半ば神格化されていた電撃戦のグデーリアン。その回顧録、その名も『電撃戦』はかなりの誇張と虚飾、不都合な真実の隠蔽がなされたものだった。回顧録とは往々にしてそういうものだが。電撃戦はドイツのドクトリンに 半ば神格化されていた電撃戦のグデーリアン。その回顧録、その名も『電撃戦』はかなりの誇張と虚飾、不都合な真実の隠蔽がなされたものだった。回顧録とは往々にしてそういうものだが。電撃戦はドイツのドクトリンにも存在しなかった。戦後自分の名声を得たかったリデルハート卿は、あの有名なグデーリアンも俺の本を勉強したんだぜと言いたいために、自身の賛辞を書かせる代わりに『電撃戦』の英語版の出版を申し出る。Wikipediaのグデーリアンは出典のほぼすべてが本書である。 …続きを読む
    absinthe
    2021年02月18日
    169人がナイス!しています
  • 『独ソ戦』の著者による、ロンメルに続く第2次世界大戦ドイツの有名将軍の評伝。グデーリアンは電撃戦で有名だが、それは自伝で演出したものだったという。ただしいわゆる機甲師団を(世界初とはいえないが)育て、活 『独ソ戦』の著者による、ロンメルに続く第2次世界大戦ドイツの有名将軍の評伝。グデーリアンは電撃戦で有名だが、それは自伝で演出したものだったという。ただしいわゆる機甲師団を(世界初とはいえないが)育て、活用したのは確か。その戦車はヴェルサイユ体制時代はソ連で生産・訓練してたというが、ソ連がT-34という傑作戦車を持つきっかけだったのかと想像が膨らんだ。ナチスの残虐行為は見て見ぬふり。ヒトラーには基本忠誠を誓うが意見はしている。ある意味典型的なドイツ国防軍人と言えるか。次はマンシュタインとのこと。楽しみだ。 …続きを読む
    skunk_c
    2020年03月13日
    68人がナイス!しています
  • 自分が少年の頃、彼の人物の名は「グーデリアン」と表記されていた。 ある日を境に「グデーリアン」に変わり、少しずつ彼の評価は変わり始める。 著者によるものかどうかはもう、記憶にないが、グデーリアンが大農 自分が少年の頃、彼の人物の名は「グーデリアン」と表記されていた。 ある日を境に「グデーリアン」に変わり、少しずつ彼の評価は変わり始める。 著者によるものかどうかはもう、記憶にないが、グデーリアンが大農場(荘園)を手に入れる為にナチス幹部に積極的に働きかけた旨の記事を読んだ事がある。(かなり昔だ) その時点でこの人物の印象、つまりは、本人やその周囲によって、周到に作り上げられた無敵できれいなドイツ軍人という像が、少しずつ変化をし始めたような気がする。(自分の中でである) さて、本書は、大木毅氏による(続く) …続きを読む
    蜻蛉切
    2020年03月17日
    49人がナイス!しています

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