イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784044004989
label

イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

  • 著者 澤宮 優
  • イラスト 平野 恵理子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784044004989

激動の時代を支え、消えていった「懐かしの仕事」から「裏商売」まで

活弁士が紙芝居屋へ転身、貸本屋はいまのコンビニくらいあった、デマで会社をつぶす倒産屋……激動の時代を支え、高度経済成長と合理化の末に消えていった数々の仕事の記録。利便性と引き換えに、現代は大切なものを失ってはいないだろうか。懐かしの職業ばかりでなく、文献に残されることの少なかった裏商売や過酷な肉体労働も調査取材し、当時の収入、料金、業務内容まで膨大な情報を収録した保存版。全114種イラスト付き。 活弁士が紙芝居屋へ転身、貸本屋はいまのコンビニくらいあった、デマで会社をつぶす倒産屋……激動の時代を支え、高度経済成長と合理化の末に消えていった数々の仕事の記録。利便性と引き換えに、現代は大切なものを失ってはいないだろうか。懐かしの職業ばかりでなく、文献に残されることの少なかった裏商売や過酷な肉体労働も調査取材し、当時の収入、料金、業務内容まで膨大な情報を収録した保存版。全114種イラスト付き。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき――失われた仕事の言い分
昭和における「賃金・物価」の遷り変わり

【運輸の仕事】
赤帽/馬方(馬子)/円タク・輪タク/沖仲仕/押し屋(立ちん坊)/押し屋(列車)/三輪タクシー/車力屋/蒸気機関車運転手(蒸気機関士)/人力車/灯台職員(灯台守)/都電運転手/乗合バス/バスガール/街角メッセンジャー/木炭バス/渡し船の船頭

【建設業・金融の仕事】
杣/炭鉱夫/屋根葺き/井戸掘り師/質屋/下宿屋

【情報通信の仕事】
カストリ雑誌業/新聞社伝書鳩係/電話交換手

コラム 放浪詩人の就いた仕事

【製造・小売りの仕事】
藍染め職人(紺屋)/鋳物師/桶屋/鍛冶屋/紙漉き職人/瓦師/木地師(木地屋)/炭焼き/提灯屋/蹄鉄屋/袋物師/文選工/棒屋/和傘職人/アイスキャンデー屋/赤本の出版屋/おばけ暦売り/疳の虫の薬売り/氷屋(氷売り)/畳屋/ポン菓子屋/荒物屋/エレベーターガール/演歌師/大ジメ師/行商/金魚売り/雑貨店(よろず屋)/駄菓子屋/天皇陛下の写真売り/豆腐売り/毒消し売り/富山の薬売り/泣きばい/風鈴屋/蛇捕り師/薪売り/マネキンガール/ロバのパン

【飲食店の仕事】
カフェ(純喫茶)/カフェー/テン屋/ミルクホール

コラム 昭和の仕事人の声

【サービス・その他の仕事】
サンドイッチマン/チンドン屋/三助/活動弁士/門付け芸人/紙芝居屋/公娼/傷痍軍人の演奏/ジンタ/大道講釈/のぞきからくり/パンパン/幇間(太鼓持ち)/水芸人/伯楽/帯封屋(腰巻)/代書屋/トップ屋/貸本屋/損料屋/電報配達/髪結い/口入屋/女衒/奉公市/タイピスト/ドックかんかん虫/鋳掛屋/下駄の歯入れ/こうもり傘修理業/箍屋/羅宇屋/洗い張り屋/靴磨き/屎尿汲み取り人/屑屋/バタ師/よなげ師(淘げ師)/エンヤコラ/ショバ屋/つぶ屋/丁稚/寺男/倒産屋/ニコヨン

主な参考文献
文庫版あとがき

「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昭和の時代にはあって現在はなくなってしまった仕事を業種別にまた挿絵なども入れてわかりやすく解説してくれています。サービス業などは値段も示されていて現在との違いがはっきり分かります。例えばカフェなど名前 昭和の時代にはあって現在はなくなってしまった仕事を業種別にまた挿絵なども入れてわかりやすく解説してくれています。サービス業などは値段も示されていて現在との違いがはっきり分かります。例えばカフェなど名前を変えて現在も存在するものもあります。レンタル業は江戸時代からのものでよく時代小説にも損料屋という名前でも出てきます。楽しめました。 …続きを読む
    KAZOO
    2022年05月16日
    96人がナイス!しています
  • 原書房さんの単行本を角川が加筆修正して文庫化。昨夜、ご感想を拝見して抗しがたく本屋に走る。大正末から昭和初期までの作品はいわゆる「現代語訳」の注釈が薄くて掴みにくかった背景風俗の言外のイメージを理解で 原書房さんの単行本を角川が加筆修正して文庫化。昨夜、ご感想を拝見して抗しがたく本屋に走る。大正末から昭和初期までの作品はいわゆる「現代語訳」の注釈が薄くて掴みにくかった背景風俗の言外のイメージを理解できる良書。例えば昭和初期に300円を包まれて「逢うのはこれきりに」って言われる意味とか、「屑屋」が「バタ師」と言われて気分を害する心持とか。参考文献へのアクセスルートも完備で超親切。イラストがとても楽しいので単体でももちろん面白い「読む図鑑」。ケロヨン登場からのサンドイッチマンの衰退とかもう1行でドラマだ。 …続きを読む
    がらくたどん
    2022年03月05日
    36人がナイス!しています
  • 現代では完全に、もしくは細々と、さらには観光、文化的に保存されている希少な職業をイラストに添えて。基本、見開き二ページで構成。大道芸、代書屋、屑屋、俥夫、羅宇屋など、落語の世界でお馴染みの職業が多い。 現代では完全に、もしくは細々と、さらには観光、文化的に保存されている希少な職業をイラストに添えて。基本、見開き二ページで構成。大道芸、代書屋、屑屋、俥夫、羅宇屋など、落語の世界でお馴染みの職業が多い。技術革新と時代の流れにより失われた生業。女衒や奉公市など、人身売買にあたる職などは、ノスタルジーだけででは美化されにくい、してはいけないとは思う。矛盾するが、苦しいながら、今の世の中より呑気な時代だったと思う。福祉、社会保障と言いつつ、世は常に弱肉強食。能力や注力を無視した、悪平等の世とどちらが良いか。 …続きを読む
    姉勤
    2022年06月19日
    32人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品