残業禁止

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041083130
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残業禁止

  • 著者 荒木 源
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041083130

残業はするな、納期は延ばすな――成瀬課長の明日はどっちだ!?

成瀬和正46歳、ゼネコン「ヤマジュウ建設」の現場事務所長。15階建てのホテル建設現場を取り仕切る成瀬のもとに、残業時間上限規制の指示が舞い込む。

・残業時間の上限が100時間から80時間に!
・従業員のパソコンのログインで勤務時間は徹底管理!
・人員も足りない!

ただし納期は延ばせないという。

無理難題に挑むのは、保育園の迎えがあり残業できないイクメン社員に、史上最高に使えない新人。綱渡りのスケジュールをこなすチームに容赦なく降りかかる理不尽な仕様変更、近隣住民のクレーム――。

成瀬が考えた対応策は……?
残業せずに、果たしてホテルは建つのか!?
成瀬和正46歳、ゼネコン「ヤマジュウ建設」の現場事務所長。15階建てのホテル建設現場を取り仕切る成瀬のもとに、残業時間上限規制の指示が舞い込む。

・残業時間の上限が100時間から80時間に!
・従業員のパソコンのログインで勤務時間は徹底管理!
・人員も足りない!

ただし納期は延ばせないという。

無理難題に挑むのは、保育園の迎えがあり残業できないイクメン社員に、史上最高に使えない新人。綱渡りのスケジュールをこなすチームに容赦なく降りかかる理不尽な仕様変更、近隣住民のクレーム――。

成瀬が考えた対応策は……?
残業せずに、果たしてホテルは建つのか!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

ヤマジュウ建設
成瀬和正……現場事務所長の中間管理職。部下のサービス残業を止められない。
浅田しのぶ……優秀なぶん仕事が集中、事務所に泊まり込む日も。
熊川健太……保育園の送迎で残業できないイクメン社員。
砂場良智……新人の教育係を任されて張り切るが……。

「残業禁止」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 無茶苦茶な環境下でなんとかやりくりする主人公や、その他主要人物の姿は共感出来るし、応援したくもなる。しかし、根本的な問題が何も解決されないまま終わってしまったところは点数が辛くならざるを得ない。出来た 無茶苦茶な環境下でなんとかやりくりする主人公や、その他主要人物の姿は共感出来るし、応援したくもなる。しかし、根本的な問題が何も解決されないまま終わってしまったところは点数が辛くならざるを得ない。出来たこととしては、課長の嫁を含めて、一旦、現場を退いた人を再投入したくらい。物語中、起こる出来事はなかなかにハードで陰鬱なことばかりなのに、ターゲット層を広げるためにライトな読み物の皮を被せたような無理矢理感もある。ラストのオチなど特にそう。少子化に関する本を読んだ後なだけに、とにかく建設業の未来が心配になる本。 …続きを読む
    W-G
    2020年05月07日
    361人がナイス!しています
  • 働き方改革…慢性的な人手不足、ただでさえ一人一人の負担は増加一方なのに残業禁止?企業の労務は勿論、管理者が軒並み頭を悩ます問題。舞台は納期がしっかり決まっている建築現場。100時間強の残業が当たり前の職場 働き方改革…慢性的な人手不足、ただでさえ一人一人の負担は増加一方なのに残業禁止?企業の労務は勿論、管理者が軒並み頭を悩ます問題。舞台は納期がしっかり決まっている建築現場。100時間強の残業が当たり前の職場で突然残業禁止令!過労で倒れた人員の穴を埋めるとんでもない無能新人。何もしない方が100倍マシ。周りの負担と不満は増すばかり。迫る納期、やまないトラブル!さぁどうする?起死回生の策などなく、仕事の本質を見定めるのみ!厚労省の役人さん、やるじゃん!現場で働く人達のリアルな声を隠蔽する企業に未来はない‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2020年09月23日
    289人がナイス!しています
  • 思ってた以上に痛快な作品でした。タイトルにあるようにまさしく昨今問題視されているサービス残業や「働き方改革」をテーマに綴られています。奇しくも自分が今度、管理職になるにあたり、こういった作品からも何か 思ってた以上に痛快な作品でした。タイトルにあるようにまさしく昨今問題視されているサービス残業や「働き方改革」をテーマに綴られています。奇しくも自分が今度、管理職になるにあたり、こういった作品からも何かしら学べるのではないかと思い、手にとりましたが予想以上の収穫がありました。所長として現場を統括する苦悩や、デキる女性部下や熱血でちょっと暴走気味の担当、ゆとりと言われる若者をもつ配慮など本当に色々と参考になりました。大切なのは仕事をもちろん好きなコトかもしれませんが、もっと大切なコトは他にあるかもしれません。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2020年07月26日
    146人がナイス!しています

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著者紹介

荒木 源

1964年、京都府生まれ。東京大学文学部仏文科卒、朝日新聞社に入社。2003年『骨ん中』でデビュー。2010年『ちょんまげぷりん』が錦戸亮主演で映画化され、2016年には『オケ老人!』が杏主演で映画化された。著書に『探検隊の栄光』『けいどろ』『大脱走』『ヘビメタ中年!』『独裁者ですが、なにか?』『早期退職』など。

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