病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年12月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
224
ISBN:
9784040823072
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病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ

  • 著者 木村 知
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年12月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
224
ISBN:
9784040823072

風邪でも絶対に休めない社会がインフルエンザの大流行を招いている

(目次 おもなもの)
はじめに ―202X年の医療現場

第1章 カゼでも絶対に休めない人へ
かかったかな、と思ったらすぐ受診? 
市販のカゼ薬は弱くない 
陰性判定がインフル流行を引き起こす 
テレビの情報バラエティで医療機関が大混乱 
夢の薬か? ゾフルーザ 
世界のタミフルの7割超が日本で 
皆勤賞、やめませんか 
休むことは罪悪か 
「インフルだったら休めるのですが、カゼだと休めないので」 

第2章  命の沙汰もカネ次第
いつでも、どこででも、だれでも医療が受けられる国
病院が早く退院させたがるワケ 
医療費亡国論の源流 
軽症者を大病院に行かせないために 
医療費抑制政策が過剰診療を誘発する 
国保財政をいかに守るか 
窓口負担は0にして
民間医療保険に入るべき? 

第3章  世界に誇れる? ニッポンの医療
全世代で高い貧困率 
弱肉強食か、支え合うか 
ハイパフォーマンス国家、日本 
酔っ払いに手術されてもいいですか 
医師の働き方改革 
もっと#8000を 
コンビニクリニックは医療難民の最後の砦 
猛暑五輪、行き場を失う熱中症患者 

第4章  健康自己責任論の正体
病気は公平に起こらない 
健康増進法は健康自己責任法 
日本のホームレスは贅沢なのか 
自助という言葉に要注意 
厳しい境遇ゆえのやっかみ 
不正受給よりも深刻な問題 
自己責任社会にとって不都合な制度 

第5章  困ったときはお互いさまの社会へ
老後2000万円問題 
消費税は財政健全化に寄与してきたのか 
内憂を外患でごまかすな
命を守るカネのために、命を守るカネを削る
不寛容ブーム 
人間の本性を直視するところから始めよう 
202X年の未来予想図

おわりに
(目次 おもなもの)
はじめに ―202X年の医療現場

第1章 カゼでも絶対に休めない人へ
かかったかな、と思ったらすぐ受診? 
市販のカゼ薬は弱くない 
陰性判定がインフル流行を引き起こす 
テレビの情報バラエティで医療機関が大混乱 
夢の薬か? ゾフルーザ 
世界のタミフルの7割超が日本で 
皆勤賞、やめませんか 
休むことは罪悪か 
「インフルだったら休めるのですが、カゼだと休めないので」 

第2章  命の沙汰もカネ次第
いつでも、どこででも、だれでも医療が受けられる国
病院が早く退院させたがるワケ 
医療費亡国論の源流 
軽症者を大病院に行かせないために 
医療費抑制政策が過剰診療を誘発する 
国保財政をいかに守るか 
窓口負担は0にして
民間医療保険に入るべき? 

第3章  世界に誇れる? ニッポンの医療
全世代で高い貧困率 
弱肉強食か、支え合うか 
ハイパフォーマンス国家、日本 
酔っ払いに手術されてもいいですか 
医師の働き方改革 
もっと#8000を 
コンビニクリニックは医療難民の最後の砦 
猛暑五輪、行き場を失う熱中症患者 

第4章  健康自己責任論の正体
病気は公平に起こらない 
健康増進法は健康自己責任法 
日本のホームレスは贅沢なのか 
自助という言葉に要注意 
厳しい境遇ゆえのやっかみ 
不正受給よりも深刻な問題 
自己責任社会にとって不都合な制度 

第5章  困ったときはお互いさまの社会へ
老後2000万円問題 
消費税は財政健全化に寄与してきたのか 
内憂を外患でごまかすな
命を守るカネのために、命を守るカネを削る
不寛容ブーム 
人間の本性を直視するところから始めよう 
202X年の未来予想図

おわりに

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者は、大学病院で内部告発して解雇された経歴を持つ医師。 貧困や不健康は個人の努力ではどうすることもできないもの。誰もが支える側、支えられる側のどちらにもなりうるなかで、国家の役割は社会保障と教育に手 著者は、大学病院で内部告発して解雇された経歴を持つ医師。 貧困や不健康は個人の努力ではどうすることもできないもの。誰もが支える側、支えられる側のどちらにもなりうるなかで、国家の役割は社会保障と教育に手厚く投資して個人の幸福を実現し活力を最大限に高めることにあるはず。 医療のサービスに格差を認め自己責任を強調しようとする政府への警戒感は伝わるものの、医療だけでなく政治にもテーマを広げてしまっていることと主張が主観に偏りがちなせいか、特定の党派の論考の焼き直しを読まされている感が最後まで拭えませんでした。 …続きを読む
    hatayan
    2020年07月06日
    53人がナイス!しています
  • 今現在のコロナ禍と照らし合わせて読む。とくに第一章の新型インフルエンザ騒動の項。 コロナ禍においても、医療現場の問題(発熱者診察の困難や病床の不足)と保健行政の問題と(検査マネジメントの目詰まりやコスト赤 今現在のコロナ禍と照らし合わせて読む。とくに第一章の新型インフルエンザ騒動の項。 コロナ禍においても、医療現場の問題(発熱者診察の困難や病床の不足)と保健行政の問題と(検査マネジメントの目詰まりやコスト赤字を生み出してしまう現行制度)労働環境の問題(陰性証明持ってくるまで出社停止とか、逆に体調不良だけではきちんと休める環境にないとか)、共同体の問題(陽性者を村八分等)、個人の認識の問題(そもそもの理解や生活自律)がごっちゃになって不安と不満の源になっているのを感じる。 第五章、首肯したい気持ちが → …続きを読む
    shikashika555
    2020年08月19日
    40人がナイス!しています
  • 大学病院在籍中、職場のあまりのブラックぶりを告発したところあっさりクビとなった経歴を持つ著者による、医療の在り方に留まらない、病める日本への熱のこもった提言。某野党議員(当時)との交流もあるそうで、思想 大学病院在籍中、職場のあまりのブラックぶりを告発したところあっさりクビとなった経歴を持つ著者による、医療の在り方に留まらない、病める日本への熱のこもった提言。某野党議員(当時)との交流もあるそうで、思想としては左に寄った理想主義ではあるが、概ね同意出来るものだった。何事においても、まずは自助を求めるのは当然だが、それは共助や公助を疎かにしてよい理由にはならない。風邪でも絶対に休めない社会こそが病んでいるのは間違いない。 …続きを読む
    活字スキー
    2020年03月04日
    34人がナイス!しています

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