新版 古代天皇の誕生

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年06月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044004712
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新版 古代天皇の誕生

  • 著者 吉村 武彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年06月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044004712

天皇はどこからきたのか。「日本」の国号はいつ決まったのか。

天皇はどこからきたのか? そして、倭国から「日本」にいたる邪馬台国以降、古代国家はどのようにして確立されたのか。卑弥呼の弥生時代から、倭の五王の古墳時代を経て、聖徳太子・中大兄皇子の飛鳥時代まで、群臣推挙によって王位を継承しながら王権を強化。やがて「天皇」を名乗るようになる。律令制国家として確立していったヤマト王権の歴史を、東アジアとの関係のなかでていねいに考察。古代史研究の最新の到達点を示す。 天皇はどこからきたのか? そして、倭国から「日本」にいたる邪馬台国以降、古代国家はどのようにして確立されたのか。卑弥呼の弥生時代から、倭の五王の古墳時代を経て、聖徳太子・中大兄皇子の飛鳥時代まで、群臣推挙によって王位を継承しながら王権を強化。やがて「天皇」を名乗るようになる。律令制国家として確立していったヤマト王権の歴史を、東アジアとの関係のなかでていねいに考察。古代史研究の最新の到達点を示す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 倭国王の誕生とヤマト王権
  一 倭・倭人・倭国王 
     楽浪海中倭人有り/邪馬台国以前/邪馬台国の王権
  二 ヤマト王権の成立 
     倭国とヤマト王権/前方後円墳の成立と王宮/初期ヤマト王権の展開
  三 倭の五王と「大王」 
     倭の五王/倭国王の冊封とその比定/ヤマト王権の国王称号
第二章 自立する国王 
  一 女帝の即位 
     推古天皇の即位/古代の王位継承/群臣の新帝推挙と女帝
  二 大陸と列島の天子 
     「日出処天子」と「日没処天子」/冊封関係の離脱/推古朝の外交と王権
  三 大化改新と王権 
     大唐帝国の強大化と東アジアの政変/乙巳の変/孝徳天皇と中大兄
第三章 天皇の誕生 
  一 蕃国と夷狄の支配 
     海西の蕃国/蝦夷と隼人/斉明朝の儀礼空間
  二 内外の戦争と蕃国への干渉 
     「蝦夷国」の朝貢/百済滅亡と国王位干渉/壬申の乱
  三 天皇号の誕生 
     律令法の成立と君主号/天皇号の成立/初期の天皇と神話世界

「新版 古代天皇の誕生」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本の内容よりもまず先に、著者の文章の切れの良さに感服。余分な言葉、遠回しな言い方、曖昧さなどを排除した書き方に感心しました。古代日本史についてあまり知識が無いので、わからない所も多々ありましたが、古代 本の内容よりもまず先に、著者の文章の切れの良さに感服。余分な言葉、遠回しな言い方、曖昧さなどを排除した書き方に感心しました。古代日本史についてあまり知識が無いので、わからない所も多々ありましたが、古代~7世紀までの日本の状況がなんとなく理解できました。7世紀後半に「天皇」という言葉が使われるようになるまでの著者の見解がスッキリと書かれています。 …続きを読む
    to boy
    2019年07月12日
    27人がナイス!しています
  • 隋(煬帝)の高句麗遠征。618年隋の滅亡、唐の成立(高祖李淵)。626年唐、李世民(太宗)のクーデター、貞観の治。630年突厥の降伏。642年高句麗、泉蓋蘇文のクーデーター(栄留王建武の殺害)。同年百済、義慈王の 隋(煬帝)の高句麗遠征。618年隋の滅亡、唐の成立(高祖李淵)。626年唐、李世民(太宗)のクーデター、貞観の治。630年突厥の降伏。642年高句麗、泉蓋蘇文のクーデーター(栄留王建武の殺害)。同年百済、義慈王の逆クーデーター。645年倭国、乙巳の変(蘇我本家滅亡)。647年新羅、毗曇の乱。660年百済滅亡(唐・新羅連合軍)。663年、倭国の百済救援(中大兄、百済王子豊璋)と白村江の戦い(大敗)、百済王族の亡命。672年壬申の乱。天武・持統朝、天皇号(浄御原令)、日本国号(大宝律令)。 …続きを読む
    はるわか
    2020年01月20日
    13人がナイス!しています
  • 300ページほどの文庫本だが中身は濃い。本書のテーマは天皇という称号や意味合いの成立史であるが、2世紀から8世紀当初までの日本古代史の概説書としても優れている。日本古代史おいてしばしば語られる当時の日 300ページほどの文庫本だが中身は濃い。本書のテーマは天皇という称号や意味合いの成立史であるが、2世紀から8世紀当初までの日本古代史の概説書としても優れている。日本古代史おいてしばしば語られる当時の日本の大国意識はどのように成立したのだろうか。朝鮮半島との関係においても、先進技術や思想の点においては明らかに遅れていたにも関わらず、朝貢を求めたりするし、半島側も従っていたりする。中国本土においても夷狄扱いではあっても朝鮮半島諸国に対する対応とは違う。当時の日本の強みは何だったんだろうか。☆☆☆☆★ …続きを読む
    はちめ
    2020年05月14日
    9人がナイス!しています

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