- 著者 今村 夏子
- 発売日:
- 2019年01月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
あひる
- 著者 今村 夏子
- 発売日:
- 2019年01月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
読書界の話題をさらった芥川賞候補作「あひる」を含む、著者の第二作品集。
我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。なにげない日常に潜む違和感と不安をユーモラスに切り取った、著者の第二作品集。
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「あひる」感想・レビュー
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なんだか不思議にぞわぞわさせられる、初読み作家さんによる「家族小説」。あひるは何かのメタファーなのか。新興宗教(おそらく)にハマってる母親、元ヤンで家族に暴力を振るったりもしたけれど、今は結婚して別居 …続きを読む2019年11月09日524人がナイス!しています
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病院から戻って来たのはのりたまじゃなかった。家族のだれも口にしないし、平然とふるまうことに戸惑いながらも一つの命が消えたことを自分もなかったことにしてしまう。そして二羽めのときも無言の同調をしてしまう …続きを読む2019年02月12日224人がナイス!しています
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今村は何を描き、独自の世界観をどう解釈する?児童文学でホラーで純文学?自分の存在は誰かの代役?家にアヒルが来た。【のりたま】と名前を付け元鶏小屋で飼う。近所の子どもたちの人気者になり毎日多くの子が来る …続きを読む2019年11月01日200人がナイス!しています