- 著者 澤田 瞳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年09月28日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041072158
龍華記
- 著者 澤田 瞳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年09月28日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041072158
南都焼討──平家の業火が生む、憎しみと復讐。著者渾身の歴史小説。
高貴な生まれながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、南都焼討からの復興に奔走する仏師、運慶。
時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった──平家が南都を火の海にし、人々を憎しみの連鎖に巻き込もうとすることを。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、南都焼討からの復興に奔走する仏師、運慶。
時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった──平家が南都を火の海にし、人々を憎しみの連鎖に巻き込もうとすることを。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
トピックス
「龍華記」感想・レビュー
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澤田 瞳子は、新作中心に読んでいる作家です。平安末期、平重衡による南都焼討と興福寺の復興というあまり取り上げられないテーマだけに新鮮ですが、逆に物語に入り込めない気がします。著者には凄い作品を書いてい …続きを読む2018年12月05日208人がナイス!しています
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興福寺を守る為に巻き込まれた人々、寺も大きくなりすぎると本来の存在意義があやふやになる。怨みを捨てねば怨みは消えない。これをわからせるために書かれたと思う。2018年11月24日101人がナイス!しています
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興福寺の僧兵を主役に、平家の南都焼き討ちを描く。非常に興味深く読んだ…上で言うが、くそ坊主ども…!俺ら天下御免の仏教の担い手♡特に理由はないけど平家むかつく~☆ミと武装して都に攻め込み、派遣されてきた非武 …続きを読む2019年05月07日96人がナイス!しています
著者紹介
澤田 瞳子(さわだ とうこ)
1977年京都生まれ。奈良時代仏教制度・正倉院文書を研究したのち、2010年『孤鷹の天』でデビュー。