星の降る家のローレン

星の降る家のローレン

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年11月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
290
ISBN:
9784048938570

星の降る家のローレン

  • 著者 北川 恵海
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年11月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
290
ISBN:
9784048938570

2017年映画化『ちょっと今から仕事やめてくる』の著者が挑む新境地!

 母に捨てられた少年・宏助が知り合ったのは、謎多き中年画家・ローレンだった。宏助は彼を慕っていたが、やがてローレンは姿を消し生死不明となってしまう。
 大学生になった宏助のもとに、ローレンから「自分の絵を売ってほしい」と手紙が来る。絵を売るため個展を開催する宏助だが、そこで「ローレンは人殺しだ」という噂を聞く。宏助は、個展の客・雪子と一緒に真相を探り始める。雪子もまた、ローレンと関わりがあった親友・杏奈の行方を捜していた。
 過去と現在がつながったときに見えてきた、ローレンの美しい絵の中に秘められていた真実とは――!?
 親の愛情を失った子供、孤独な女子高生、子供のいない夫婦。ローレンを通して人々は『家族』という形に集約されていく――それぞれの愛が心に迫る感動作。
 母に捨てられた少年・宏助が知り合ったのは、謎多き中年画家・ローレンだった。宏助は彼を慕っていたが、やがてローレンは姿を消し生死不明となってしまう。
 大学生になった宏助のもとに、ローレンから「自分の絵を売ってほしい」と手紙が来る。絵を売るため個展を開催する宏助だが、そこで「ローレンは人殺しだ」という噂を聞く。宏助は、個展の客・雪子と一緒に真相を探り始める。雪子もまた、ローレンと関わりがあった親友・杏奈の行方を捜していた。
 過去と現在がつながったときに見えてきた、ローレンの美しい絵の中に秘められていた真実とは――!?
 親の愛情を失った子供、孤独な女子高生、子供のいない夫婦。ローレンを通して人々は『家族』という形に集約されていく――それぞれの愛が心に迫る感動作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「星の降る家のローレン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 北川恵海さん初読み。行方不明の謎の画家・ローレンを探すミステリタッチな縦軸を貫きながら、ローレンに影響を受けた宏助、雪子、杏奈の青春物語が語られる展開は構成の妙もあって全く飽きずに読めた…飽きるどころ 北川恵海さん初読み。行方不明の謎の画家・ローレンを探すミステリタッチな縦軸を貫きながら、ローレンに影響を受けた宏助、雪子、杏奈の青春物語が語られる展開は構成の妙もあって全く飽きずに読めた…飽きるどころか「彼らを幸せにしてくれ~!」と祈るような気持ちで読み進めた。それは、登場人物の誰もが真面目に生きていて、その優しさや温かさに感化されたからだろう。家族の在り方や友人の大切さなど人の繋がりや人生の意味についてジンワリと伝えてくれて、終盤は何度も涙腺が緩んだ。オススメしてくれた読友さんに感謝!の良作だった。 …続きを読む
    しんたろー
    2019年05月29日
    223人がナイス!しています
  • かつて慕っていた失踪中の画家ローレンの個展を開催した宏助は描かれた親友を捜す雪子と知り合い、協力して二人を探す。事の発端は大人たちの非道な行いにあるが、全体を貫くローレンの広大無辺な助太刀趣味により、 かつて慕っていた失踪中の画家ローレンの個展を開催した宏助は描かれた親友を捜す雪子と知り合い、協力して二人を探す。事の発端は大人たちの非道な行いにあるが、全体を貫くローレンの広大無辺な助太刀趣味により、怒りは最低限、人情は最大限のバランス。設定はややリアリティに欠ける、杏奈の引越は釈然としないし、住所を貸すほどコンビニエンスなコンビニはないだろう。「きみのすぐ傍には、きみの一番の味方がいる」—血の繋がりを越えた人間の絆が光となって読者を包み込む一冊。簡単に繋がって離れる現代こそ「掴み合える手は貴重」なのだ。 …続きを読む
    のっち♬
    2021年05月21日
    173人がナイス!しています
  • 話のストーリーはある程度、途中で予測出来ました。読友さんに泣けると言われましたが、そう聞いてしまうと泣けるんだと期待してしまい泣けなくなってしまうのですが、今回は泣けました。自然に涙がこぼれ落ちるって 話のストーリーはある程度、途中で予測出来ました。読友さんに泣けると言われましたが、そう聞いてしまうと泣けるんだと期待してしまい泣けなくなってしまうのですが、今回は泣けました。自然に涙がこぼれ落ちるって感じでした。雪子や杏奈やローレンの章では、きっと相手はこう思っているんじゃないかな?と予測しながら生きていますが、相手はまったく違うことを考えていたり、違う世界にいる場合があるんですよね。ローレンと宏助と雪子と杏奈が出会って、出会ったことによって救われたり助けられたり、素敵な物語でした。 …続きを読む
    mariya926
    2019年07月11日
    139人がナイス!しています

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著者紹介

北川 恵海(きたがわ えみ)

大阪府出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞しデビュー。
同作は映画化、コミックス化もされている。

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