悪玉伝

悪玉伝

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年07月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041069196

悪玉伝

  • 著者 朝井 まかて
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年07月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041069196

江戸時代最大の贈収賄事件の行く末は? 歴史エンタメの最高峰。

大坂の炭問屋・木津屋の主の吉兵衛は、稼業は番頭らに任せ、自らは放蕩の限りを尽くしてきた。そこへ実の兄・久佐衛門の訃報が伝えられる。実家である薪問屋・辰巳屋へ赴き、兄の葬儀の手筈を整える吉兵衛だったが、辰巳屋の大番頭・与兵衛や甥の乙之助に手を引くように迫られると、事態は辰巳屋の相続争いに発展する。上方で起こった相続争いの噂はやがて江戸に届き、将軍・徳川吉宗や寺社奉行・大岡越前守忠相の耳に入る一大事に。将軍までも巻き込んだ江戸時代最大の疑獄事件の結末は――。
大坂の炭問屋・木津屋の主の吉兵衛は、稼業は番頭らに任せ、自らは放蕩の限りを尽くしてきた。そこへ実の兄・久佐衛門の訃報が伝えられる。実家である薪問屋・辰巳屋へ赴き、兄の葬儀の手筈を整える吉兵衛だったが、辰巳屋の大番頭・与兵衛や甥の乙之助に手を引くように迫られると、事態は辰巳屋の相続争いに発展する。上方で起こった相続争いの噂はやがて江戸に届き、将軍・徳川吉宗や寺社奉行・大岡越前守忠相の耳に入る一大事に。将軍までも巻き込んだ江戸時代最大の疑獄事件の結末は――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

     

「悪玉伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 朝井まかては、新作中心に読んでいる作家です。大岡越前VS大阪の豪商×贈収賄、珍しいテーマ、一気読みでした。美しい幼妻お瑠璃が、大変魅力的です。著者版、紫の上でしょうか? 朝井まかては、新作中心に読んでいる作家です。大岡越前VS大阪の豪商×贈収賄、珍しいテーマ、一気読みでした。美しい幼妻お瑠璃が、大変魅力的です。著者版、紫の上でしょうか?
    starbro
    2018年08月11日
    274人がナイス!しています
  • 所は大阪。兄が急逝した実家の辰巳屋を守る為、弟の炭問屋・木津屋吉兵衛が乗り出した。ところが相続争いに発展し、どうしたことか大坂だけで治まらず、お江戸にまでしょっ引かれる羽目に・・実際の事件だったのね。 所は大阪。兄が急逝した実家の辰巳屋を守る為、弟の炭問屋・木津屋吉兵衛が乗り出した。ところが相続争いに発展し、どうしたことか大坂だけで治まらず、お江戸にまでしょっ引かれる羽目に・・実際の事件だったのね。流石はまかてさんの手にかかると、人物が活き活きと躍動してる。吉兵衛は悪玉だったのか?小悪党はごろごろいたけれど、牢獄内では良く生き残ったし身代を潰す事になったのだからやっぱり吉兵衛は悪玉だよね。それと取引きした唐金屋はもっと悪玉だろう。愛すべき悪玉・吉兵衛よ、妻・瑠璃と二人どこまでも生きて行け! …続きを読む
    いつでも母さん
    2018年09月03日
    235人がナイス!しています
  • 寡聞にして知らなかった八代吉宗公の時代に幕府をゆるがせた疑獄事件・辰巳屋騒動。史実を下敷きに、悪玉であった辰巳屋跡目相続人・吉兵衛を硬骨漢として描く反骨の物語。実兄の営む豪商・辰巳屋で主の兄が急死。養 寡聞にして知らなかった八代吉宗公の時代に幕府をゆるがせた疑獄事件・辰巳屋騒動。史実を下敷きに、悪玉であった辰巳屋跡目相続人・吉兵衛を硬骨漢として描く反骨の物語。実兄の営む豪商・辰巳屋で主の兄が急死。養子として娘と添わせる予定だった乙之介の後見人として立つつもりが、乙之介のあまりの不甲斐無さに自らが跡目相続人に。これを不当として乙之介(父は辰巳屋より遥かに勢力有する海商・唐津屋)が奉行所に訴状を出した事が発端。本来、唐津屋と吉兵衛とで「相対済まし」すべきところ。上方の奉行所では吉兵衛が正当と沙汰を下す。→続 …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2018年08月25日
    187人がナイス!しています

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