新訳 オセロー

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041069004
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新訳 オセロー

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041069004

世界演劇史上屈指の人気作。シェイクスピアの四大悲劇、名訳で感動新たに!

「死んでもこのままでいてくれるなら、殺してからもおまえを愛するだろう」
ヴェニスの黒人将軍オセローは美しい妻デズデモーナと共にキプロス島に赴任。だが昇格を見送った旗手イアーゴーの恨みを買い、彼の策略でハンカチ一枚の証拠から妻の姦通を信じ、殺してしまう。勇猛なオセローがなぜ愚かにも妻の貞淑を疑ったのか。最大の罠はシェイクスピア自身が仕掛けた台詞にあった――。
原文のリズムや韻を生かした名訳で定評のある河合訳。感動を新たにする四大悲劇の傑作!

現代日本におけるシェイクスピア研究の第一人者とされる訳者による、正確にして格調高い、読みやすい名訳が登場!

【翻訳 河合祥一郎】
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。日本シェイクスピア協会会長(2019‐20年)。著書にサントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書) 、『心を支えるシェイクスピアの言葉』(あさ出版)など。角川文庫・角川つばさ文庫で『不思議の国のアリス』『ドリトル先生』『ナルニア国物語』シリーズなど児童文学新訳も刊行中。戯曲に『国盗人』『家康と按針』『ウィルを待ちながら』『不破留寿之太夫』(文楽)などがある。
シェイクスピア作品は、そもそも舞台の脚本であるゆえ、台詞に独特の韻を踏んでいるのが大きな特徴。新訳シェイクスピアのシリーズでは、その原文が持っているリズムを日本語でも味わえるように、こだわり抜いているのが最大の特徴。読み易く、かつ格調高い、画期的新訳となっている。舞台や朗読で聞くと、その良さをさらに体感できる。それぞれの作品を読み解く渾身の解説も必読!
「死んでもこのままでいてくれるなら、殺してからもおまえを愛するだろう」
ヴェニスの黒人将軍オセローは美しい妻デズデモーナと共にキプロス島に赴任。だが昇格を見送った旗手イアーゴーの恨みを買い、彼の策略でハンカチ一枚の証拠から妻の姦通を信じ、殺してしまう。勇猛なオセローがなぜ愚かにも妻の貞淑を疑ったのか。最大の罠はシェイクスピア自身が仕掛けた台詞にあった――。
原文のリズムや韻を生かした名訳で定評のある河合訳。感動を新たにする四大悲劇の傑作!

現代日本におけるシェイクスピア研究の第一人者とされる訳者による、正確にして格調高い、読みやすい名訳が登場!

【翻訳 河合祥一郎】
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。日本シェイクスピア協会会長(2019‐20年)。著書にサントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書) 、『心を支えるシェイクスピアの言葉』(あさ出版)など。角川文庫・角川つばさ文庫で『不思議の国のアリス』『ドリトル先生』『ナルニア国物語』シリーズなど児童文学新訳も刊行中。戯曲に『国盗人』『家康と按針』『ウィルを待ちながら』『不破留寿之太夫』(文楽)などがある。
シェイクスピア作品は、そもそも舞台の脚本であるゆえ、台詞に独特の韻を踏んでいるのが大きな特徴。新訳シェイクスピアのシリーズでは、その原文が持っているリズムを日本語でも味わえるように、こだわり抜いているのが最大の特徴。読み易く、かつ格調高い、画期的新訳となっている。舞台や朗読で聞くと、その良さをさらに体感できる。それぞれの作品を読み解く渾身の解説も必読!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「新訳 オセロー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ヴェニス公国に仕える高潔なムーア人の将軍オセローは、元老の娘で貞淑なデズデモーナを妻に迎える。旗手イアーゴーは、副官への昇進を見送られた恨みを晴らすために、副官キャシオーがデズデモーナと情を交わしたと ヴェニス公国に仕える高潔なムーア人の将軍オセローは、元老の娘で貞淑なデズデモーナを妻に迎える。旗手イアーゴーは、副官への昇進を見送られた恨みを晴らすために、副官キャシオーがデズデモーナと情を交わしたと、オセローにほのめかす。身の潔白を主張する妻をはじめは信じたオセローも、イアーゴーの姦計でついには妻の不義を確信する。怒りに身を焦がして妻を扼殺したのち、真相を知ったオセローは絶望で自ら命を絶つ。絶対的な自信が、越えられない出自の違いを発火点として崩壊していく。誰もが抱える人間の弱さをあぶり出す。 …続きを読む
    molysk
    2021年05月15日
    50人がナイス!しています
  • 浮気を疑われて夫から平手打ちにされたあとの、デズデモーナとエミーリアの会話で、全世界が手に入っても浮気はしないという前者と、それが手に入るならしてもいいという後者の対照が面白い。聖書の荒野のイエスの、 浮気を疑われて夫から平手打ちにされたあとの、デズデモーナとエミーリアの会話で、全世界が手に入っても浮気はしないという前者と、それが手に入るならしてもいいという後者の対照が面白い。聖書の荒野のイエスの、悪魔にひざまずいて全世界を手に入れる誘惑を連想。あくまでも清廉なデズデモーナと違って、女にも男と同様に弱さがあり、遊びたい気持ちがあると女性の欲望を肯定するエミーリアに、フェミニスト的な現代性を見出す。その彼女が終幕で、糞のようなイアーゴーとオセローを、口を極めて罵り倒す場面は、胸がすくようなカタルシスだった …続きを読む
    松本直哉
    2022年09月12日
    28人がナイス!しています
  • この作品を舞台で観るとしたら、オセローに嫉妬の心が芽生える過程が1番の見どころではないか。高潔で人望もあり地位も高いが中年のムーア人であるオセローが若くて美しい妻デズデモーナに対する引け目をどこかで感 この作品を舞台で観るとしたら、オセローに嫉妬の心が芽生える過程が1番の見どころではないか。高潔で人望もあり地位も高いが中年のムーア人であるオセローが若くて美しい妻デズデモーナに対する引け目をどこかで感じ、妻がキャシオーを庇うこと、デズデモーナに跪く姿を目撃され逃げるように去るキャシオー、イアーゴーの含みある発言などなど...普通なら何でもない小さなことの積み重ねに猜疑心と嫉妬の心が膨れ上がり制御することができなくなっていく。「人は理由があるから嫉妬するのではなく、嫉妬深いから嫉妬するのです。」(129頁) …続きを読む
    2021年07月18日
    19人がナイス!しています

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