予言の島

予言の島

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年03月15日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041067697

予言の島

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年03月15日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041067697

比嘉姉妹シリーズが話題沸騰! 新時代を切り開く、最恐本格ミステリ!

ホラー作家・澤村伊智の、本格ミステリへの本気の挑戦。
読めば語りたくなること必至の、悪魔的な問題作である。
――綾辻行人氏

【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。
ホラー作家・澤村伊智の、本格ミステリへの本気の挑戦。
読めば語りたくなること必至の、悪魔的な問題作である。
――綾辻行人氏

【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「予言の島」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読書メーターで見かけ、評判良いようなので購入。予言や島の因習など、作中でも言及あるように、横溝/三津田系譜の世界観を構築しておきながら、そこにパワハラや共依存の親子といった、極めて現代的なギミックを混 読書メーターで見かけ、評判良いようなので購入。予言や島の因習など、作中でも言及あるように、横溝/三津田系譜の世界観を構築しておきながら、そこにパワハラや共依存の親子といった、極めて現代的なギミックを混ぜこんでいる。ともすると、中途半端な出来になりかねないものが、この作品においては全てに意味がある。雰囲気の演出まで含めて、レッドへリングとして機能し、ラストの驚きを高めてくれる。読了後に、前半だけパラパラっと読み直してみた。たしかに色々な工夫やヒントが散りばめられており、二度読みが楽しめそう。 …続きを読む
    W-G
    2019年04月17日
    862人がナイス!しています
  • 澤村 伊智は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者版『獄門島』のオマージュ+『ラプラスの魔女』、それなりに楽しめますが、そう簡単に大横溝 正史の名作『獄門島』を超えられません。 澤村 伊智は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者版『獄門島』のオマージュ+『ラプラスの魔女』、それなりに楽しめますが、そう簡単に大横溝 正史の名作『獄門島』を超えられません。
    starbro
    2019年07月10日
    632人がナイス!しています
  • 兵庫県家島諸島の南、霧久井島。90年代、この島で新冷雨番組の撮影中、霊能者がおかしくなった、宇津木幽子の死ぬ直前の予言「我命の絶えて二十年後彼の島で惨劇起らん 霊魂六つ冥府へ堕つる」・・予言の日、天宮 兵庫県家島諸島の南、霧久井島。90年代、この島で新冷雨番組の撮影中、霊能者がおかしくなった、宇津木幽子の死ぬ直前の予言「我命の絶えて二十年後彼の島で惨劇起らん 霊魂六つ冥府へ堕つる」・・予言の日、天宮淳は友人と慰安旅行、興味本位で霧久井島を訪れる、旅館「むかい荘」はじきに怨霊が下りてくると宿泊を断られてしまう。ようやく民宿あそうに受け入れてもらうが、翌朝港に友人の一人が浮かぶ、次いで捜査していた駐在が撲殺される・・疋田山のヒキタの怨霊とは、霊能者の孫沙千花は真相を追う。明らかにされる驚きの真実、面白い。 …続きを読む
    たっくん
    2019年07月20日
    495人がナイス!しています

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著者紹介

澤村 伊智(さわむら いち)

1979年大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂の作品を敬愛する。
2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは『ぼぎわん』)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、全選考委員から高い評価を獲得した。
新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

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