千夜千冊エディション デザイン知

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044003548
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千夜千冊エディション デザイン知

  • 著者 松岡 正剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044003548

本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。

「デザインする」の前に「喜怒哀楽する」や「知覚する」があった。
「知覚する」の前に「生活する」や「自然する」があった。
それらには、相互につながりあう「しるし」と「かたち」が萌芽した。
デザインはそれらを掴み取りつつ砕いて新たな「しくみ」を生じさせていく。
そんなデザイナーたちの際立つ思想を凝視してみたい。
「デザインする」の前に「喜怒哀楽する」や「知覚する」があった。
「知覚する」の前に「生活する」や「自然する」があった。
それらには、相互につながりあう「しるし」と「かたち」が萌芽した。
デザインはそれらを掴み取りつつ砕いて新たな「しくみ」を生じさせていく。
そんなデザイナーたちの際立つ思想を凝視してみたい。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

前口上

第一章 「かたち」が「いのち」
ヴィレム・フルッサー『デザインの小さな哲学』一五二〇夜
ランスロット・ロウ・ホワイト『形の冒険』三〇八夜
ジョージ・ドーチ『デザインの自然学』一三一一夜
ルネ・ユイグ『かたちと力』一四〇夜
吉田光邦『文様の博物誌』四〇一夜
ルドルフ・ウィトカウアー『アレゴリーとシンボル』六八五夜
エルヴィン・パノフスキー『イコノロジー研究』九二八夜

第二章 知覚とデザイン
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』七三五夜
パウル・クレー『造形思考』一〇三五夜
モーリス・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』一二三夜
クルト・コフカ『ゲシュタルト心理学の原理』一二七三夜
ヴィクトール・フォン・ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』七五六夜
佐々木正人『アフォーダンス』一〇七九夜
ドナルド・A・ノーマン『エモーショナル・デザイン』一五六四夜

第三章 技能から表象へ
立岩二郎『てりむくり』四九五夜
ベルナール・パリシー『陶工パリシーのルネサンス博物問答』二九六夜
貴田庄『レンブラントと和紙』一二五五夜
榧野八束『近代日本のデザイン文化史』四三九夜
伊東忠太 藤森照信 増田彰久『伊東忠太動物園』七三〇夜
村松貞次郎『大工道具の歴史』三七九夜
平田雅哉『大工一代』五三一夜
原弘『デザインの世紀』一一七一夜
モホリ=ナギ『絵画・写真・映画』一二一七夜

第四章 デザイナーの意表
ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』一二八六夜
ジャン・バーニー『エットーレ・ソットサス』一〇一四夜
杉浦康平『かたち誕生』九八一夜
堀内誠一『父の時代・私の時代』一〇二夜
石岡瑛子『I DESIGN(私デザイン)』一一五九夜
内田繁『インテリアと日本人』七八二夜
川崎和男『デザイナーは喧嘩師であれ』九二四夜
山中俊治『デザインの骨格』一六四四夜
PDの思想委員会 三原昌平編『プロダクトデザインの思想』一一九一夜
鈴木一誌『ページと力』一五七五夜

追伸 デザインは「脱・しるし」

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「千夜千冊エディション デザイン知」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • この本のもととなっている松岡さんのホームページをかなり愛読しているので、本になったらどのような印象になるのかということで読んでみることにしました。ハッキリ言って初めて読まれる方はかなり戸惑うのではない この本のもととなっている松岡さんのホームページをかなり愛読しているので、本になったらどのような印象になるのかということで読んでみることにしました。ハッキリ言って初めて読まれる方はかなり戸惑うのではないでしょうか?松岡さんのその本を書かれた著者に対する考え方をあるいはご自分の思想を書かれているのだと思いました。一般向けではなくかなりマニアックな方向けであると思われます。私はホームページで読む方がわかりやすいと感じました。 …続きを読む
    KAZOO
    2018年07月30日
    119人がナイス!しています
  • フルッサーを冒頭に持ってきているのに現メディアへの不満を感じるw 市場に文様が粗雑に取り込まれ消費される現在、デザインの形骸化へ危惧を感じる。象徴は圧縮された情報だったが、今や圧縮されずに喧伝されるだけ フルッサーを冒頭に持ってきているのに現メディアへの不満を感じるw 市場に文様が粗雑に取り込まれ消費される現在、デザインの形骸化へ危惧を感じる。象徴は圧縮された情報だったが、今や圧縮されずに喧伝されるだけで内容は水増し程度だ。視点とツールを変え、推敲する事がないまま消費される。セイゴウさん曰く「一度はレオナルドの『手記』は手にとってみたほうがいい。おそらく、諸君に名状しがたい自信をもたらすだろうからである。」デザインの自信がない人へのメッセージは表紙から伺える。カタにチが通うと「かたち誕生」なのだ。 …続きを読む
    非日常口
    2018年06月11日
    18人がナイス!しています
  • 編集工学研究所、所長の松岡正剛さんの千夜千冊エディションの二冊目は題して「デザイン知」森羅万象のデザイン、大工、陶芸、車椅子から建築、商業デザイン、はたまたファッション、音楽にまで美術に興味のある自分 編集工学研究所、所長の松岡正剛さんの千夜千冊エディションの二冊目は題して「デザイン知」森羅万象のデザイン、大工、陶芸、車椅子から建築、商業デザイン、はたまたファッション、音楽にまで美術に興味のある自分にとっては本当に刺激的でした。中でも最近漫画家の五十嵐大介さんが「デザインズ」で取り扱っている環世界と言う概念を最初に提案した、フォン・ユクスキュルの「抜き型」と言う言葉と発想の転換には我が意を得ました。そして、後半では日本のデザインで大きな役割を果たした人の書いた本がでて来ますが、杉浦康平と川崎和男が出色。 …続きを読む
    阿部義彦
    2018年06月23日
    18人がナイス!しています

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著者紹介

松岡 正剛(まつおか せいごう)

編集者。編集工学研究所所長。編集工学を提唱し、情報文化と情報技術をつなぐ研究・開発・実践に携わる。

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