江夏の21球

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年07月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
288
ISBN:
9784040821627
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江夏の21球

  • 著者 山際 淳司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年07月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
288
ISBN:
9784040821627

名作再び。早世した作家による野球短編だけを集めた、新しい傑作選。

日本のスポーツノンフィクションのシーンを塗り替えた表題作はじめ「スローカーブを、もう一球」「異邦人たちの天覧試合」など、山際淳司を代表する野球短編全12作品を収録。解説は河野通和氏(編集者・ほぼ日の学校長)。 日本のスポーツノンフィクションのシーンを塗り替えた表題作はじめ「スローカーブを、もう一球」「異邦人たちの天覧試合」など、山際淳司を代表する野球短編全12作品を収録。解説は河野通和氏(編集者・ほぼ日の学校長)。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 江夏の21球
江夏の21球/落球伝説/バッティング投手/テスト生/ノーヒット・ノーラン/負け犬
第2章 スローカーブを、もう一球
スローカーブを、もう一球/〈ゲンさん〉の甲子園/幻の甲子園と冨樫淳
第3章 異邦人たちの天覧試合
〈ミスター社会人〉のこと/野球の故郷を旅する/異邦人たちの天覧試合

「江夏の21球」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • プロ、高校、社会人、3章から成るスポーツノンフィクション、何度でも読み返したくなる。あまりにも有名な「江夏の21球」、まるで映像を見ているかのような臨場感。「スローカーブをもう一球」、公立高校の普通の子 プロ、高校、社会人、3章から成るスポーツノンフィクション、何度でも読み返したくなる。あまりにも有名な「江夏の21球」、まるで映像を見ているかのような臨場感。「スローカーブをもう一球」、公立高校の普通の子の甲子園出場はやっぱりロマンがある。あの時代、この先兵隊に行くんだろう、死ぬかもしれないと思いながら甲子園で投げていた投手、戦争から帰る事のなかった、そして生還はしたけれど戦争に翻弄された名選手たち。今年は100回の記念大会、甲子園では熱戦が続く。野球を楽しめる平和な時代に生まれた事を心から幸せだと思った。 …続きを読む
    chantal(シャンタール)
    2018年08月16日
    87人がナイス!しています
  • 1979年、日本シリーズ最終戦。9回裏のマウンドに立つのは、広島のリリーフエース、江夏豊。一点差を逆転しようと食い下がる近鉄打線に、無死満塁のピンチを迎える。代打の切り札、佐々木恭介を三振に仕留めたあ 1979年、日本シリーズ最終戦。9回裏のマウンドに立つのは、広島のリリーフエース、江夏豊。一点差を逆転しようと食い下がる近鉄打線に、無死満塁のピンチを迎える。代打の切り札、佐々木恭介を三振に仕留めたあと、名手、石渡茂。近鉄の作戦はスクイズプレイ。カーブの握りのままで、バントの構えを目にした、江夏がはなった一球は――。決着までの21球を、選手一人ひとりの証言を基に、感情を排して淡々と再構成する。投手、打者、捕手、野手、監督。ただ一つの白球に、それぞれが描いていた異なる真実を、山際の乾いた筆致が描き出す。 …続きを読む
    molysk
    2021年08月15日
    58人がナイス!しています
  • 学生時代夢中になって読んだ作品たちも、気付けば書籍はほぼ絶版状態でしたが、野球に関する短編12編をまとめた新書が出ており、久しぶりにこの素晴らしい世界に触れる。端正な文章からは、選手の息遣いまで聞こえ 学生時代夢中になって読んだ作品たちも、気付けば書籍はほぼ絶版状態でしたが、野球に関する短編12編をまとめた新書が出ており、久しぶりにこの素晴らしい世界に触れる。端正な文章からは、選手の息遣いまで聞こえるようで、かつ大歓声が遠くで聴こえてくる臨場感。あぁ、他の作品も読み直したい…! …続きを読む
    Kanae Nakajima
    2017年08月17日
    53人がナイス!しています

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著者紹介

犬塚 星司(いぬづか・せいじ)

コンサルタント。山際淳司の一人息子。15歳からライター山際星司としても活動。博報堂などを経て独立。

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