少女は夜を綴らない

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年07月21日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041058664

少女は夜を綴らない

  • 著者 逸木 裕
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2017年07月21日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041058664

“殺人計画”にのめり込む少女を描く、先読み不可能な青春ミステリ!

“人を傷つけてしまうかもしれない”という強迫観念に囚われている、中学3年生の山根理子。彼女は小学6年生のときに同級生の加奈子を目の前で“死なせてしまった”ことを、トラウマとして抱えていた。 “身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた理子の前に、ある日、加奈子の弟・悠人が現れる。“加奈子の死”にまつわる理子の秘密を暴露すると脅され、理子は悠人の父親を殺す計画を手伝うことに。やむを得ず殺害計画を考えるうち、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく理子。やがてふたりは殺害計画を実行に移すが――。

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「少女は夜を綴らない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 小学生の時のある事件を契機に「人を傷つけてしまうのではないか」という加害恐怖に取り憑かれた中学生の理子。恐怖を抑えるため友人や知り合いをあらゆる方法で殺害したという架空の「夜の日記」をつけている。サイ 小学生の時のある事件を契機に「人を傷つけてしまうのではないか」という加害恐怖に取り憑かれた中学生の理子。恐怖を抑えるため友人や知り合いをあらゆる方法で殺害したという架空の「夜の日記」をつけている。サイコパスや厨二病ではなく、やりたくないからこそ殺人を考えるという設定が少し新しい。あなたの秘密を知っているという少年、ホームレス殺人事件、兄への疑惑、イジメ、いろいろな要素が理子を動かし、話が転がっていく。収束までよくできているが、小さくまとまってしまった感は否めない。殺人日記から始まった話だが、読後感は良い。 …続きを読む
    あも
    2020年07月20日
    87人がナイス!しています
  • 主人公の理子は、夜日記という殺害妄想を書いている。そのノートがクラスメイトにみつかったり、兄をホームレス殺人の犯人だと思い込んだり、虐待を受けている友人の父親殺しの一緒に計画したりというあらすじ。◎日 主人公の理子は、夜日記という殺害妄想を書いている。そのノートがクラスメイトにみつかったり、兄をホームレス殺人の犯人だと思い込んだり、虐待を受けている友人の父親殺しの一緒に計画したりというあらすじ。◎日常、瞬間的に思い描いてしまう負の妄想は誰にでもあると思う。それを強化した感じの作品かな。最後、兄が殺人犯ではないのはよかったけど、理子の中では痴漢のままだけど、それがしんじつなのかな?どうせなら、無罪放免優しい兄でしたの方が読後感はよかったな。推理ではなくただの理子の妄想劇。おすすめはしないかな。 …続きを読む
    ベイマックス
    2021年03月07日
    76人がナイス!しています
  • 『夜のノート』が出てきた時点で、サイコっぽい中学生女子の話かと思ったが、予想より面白かった。理子や悠人が抱える家族の問題は重い。。どこに向かうのかと心配になるも、ミステリーとしてちゃんと収まった気がし 『夜のノート』が出てきた時点で、サイコっぽい中学生女子の話かと思ったが、予想より面白かった。理子や悠人が抱える家族の問題は重い。。どこに向かうのかと心配になるも、ミステリーとしてちゃんと収まった気がしたからまぁスッキリかな。不思議な関係の2人がずっと繋がっていてほしい。ボー研仲間のマキや薫の正義感も苦手〜だったけど、必要なこともあるのね。 …続きを読む
    えりこんぐ🐤
    2017年08月23日
    71人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

前作と同様、一気に読破し、最後の結末で全てがすっきりと繋がり感動しました。主人公の理子が強迫観念に囚われているという設定も新鮮で面白かったです。そしてなにより逸木先生の作品はプロローグが素晴らしいと思います。虹を待つ彼女もそうだったように読み手を引きつけるのが上手だな、と感じました。――とさ

展開が予想できず、ページをめくる手が止まらなかった。
時間を忘れて読んでいて、休むことなく読み終えてしまう面白さだった。――学生

なりたい自分になれない自分。
現実と理想の狭間で揺れ動く少年少女たち。
この物語はそんな少年少女たちの祈りの物語だ。
理想に向かって努力することは素晴らしいことだけど、今のままのあなたを大事にして欲しいと伝えられる大人でありたいと、わたしもまた祈りながら本を閉じた。――プリン

著者紹介

逸木 裕(いつき ゆう)

東京都生まれ。学習院大学卒業。2016年、『虹を待つ彼女』で横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。

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