長く高い壁 The Great Wall

ここは戦場か、それとも殺人現場か――。従軍作家が日本軍の闇に挑む。

  • 著者 浅田 次郎
  • 定価  円(本体円+税)
  • 発売日:2018年02月28日

ここは戦場か、それとも殺人現場か――。従軍作家が日本軍の闇に挑む。

日中戦争中の万里の長城。探偵役を命じられた従軍作家が辿り着く驚愕の真相とは?
浅田作品初の戦場ミステリ。

1938年秋。流行探偵作家の小柳逸馬は、従軍作家として北京に派遣されていた。だが、突然の要請で、前線へ向かうこととなる。
検閲班長の川津中尉と共に、北京から半日がかりで辿り着いた先は、万里の長城、張飛嶺。
そこで待っていたのは、第一分隊10名が全員死亡という大事件だった。
なぜ、戦場に探偵作家が呼ばれたのか。10名は戦死ではないのか!? 
分隊内での軋轢、保身のための嘘、軍ならではの論理――。
従軍作家の目を通し、日中戦争の真実と闇が、いま、解き明かされる。
「戦争の大義」「軍人にとっての戦争」とは何かを真摯に捉え、胸に迫る人間ドラマ。

●●●2016年夏 北京取材風景(三泊四日)●●●

今回、執筆前に浅田次郎さんと中国・北京へ取材に行ってきました。貴重な取材模様を少しだけお届けします。

取材初日、まずは舞台となった北京飯店へ。清朝時代からの歴史ある高級ホテルで、壮麗なクラシック・ホテルです。作中、張飛嶺(ちょうひれい)に発つ前、主人公・小柳と川津のふたりはここで落ち合います。

北京飯店からほど近い東交民巷へ。

『蒼穹の昴』シリーズの読者にはおなじみの地域でしょうか。
この辺りは西洋風建築が多かったです。

二日目、いよいよ万里の長城へ。

本作のモデルになったのは司馬台長城(しばだいちょうじょう)。
麓からロープウェーで向かいます。ロープウェーから長城を仰ぎ見る。たしかに、長くて、高い壁……。

頂上の監視廠まであと少し。

司馬台長城は建設当時の雰囲気を色濃く残す数少ない長城。歴史を感じさせる眺めです。
取材旅行中、浅田さんはよくメモを取っていらっしゃいました。

遂に頂上に! 圧倒的なスケールのパノラマ。

80年前、小柳と川津もこの景色を見たのでしょうか。
二日目と三日目は、司馬台長城をはじめ、万里の長城を様々な角度から取材しました。

最終日は紫禁城にも立ち寄りました。

驚くほどたくさんの人!!北京の夏は本当に暑かったです。浅田さんもスタッフもたくさん汗をかきました。
(取材・文/編集部)

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