代体

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
424
ISBN:
9784041041260

代体

  • 著者 山田 宗樹
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
424
ISBN:
9784041041260

科学が倫理を凌駕する――「百年法」を超える近未来エンタテインメント!

『百年法』(第66回日本推理作家協会賞)から4年。新たに現代社会に問いかける衝撃の問題作にして、一気読み必至のエンターテインメント大作!
人工知能が実現しつつある現代に生きる全ての人に問う――「あなたは、本当にあなたですか?」

近未来、日本。そこでは人びとの意識を取り出し、移転させる技術が発達。大病や大けがをした人間の意識を、一時的に「代体」と呼ばれる「器」に移し、日常生活に支障をきたさないようにすることがビジネスとなっていた。
大手代体メーカー、タカサキメディカルに勤める八田は、最新鋭の代体を医療機関に売り込む営業マン。今日も病院を営業のためにまわっていた。そんな中、自身が担当した患者(代体を使用中)が行方不明になり、無残な姿で発見される。残される大きな謎と汚れた「代体」。そこから警察、法務省、内務省、医療メーカー、研究者……そして患者や医師の利権や悪意が絡む、壮大な陰謀が動き出す。意識はどこに宿るのか、肉体は本当に自分のものなのか、そもそも意識とは何なのか……。科学と欲が倫理を凌駕する世界で、葛藤にまみれた男と女の壮大な戦いが始まる!

おすすめコメント

傑作!SFとエンタメの新たな扉を開いたエポックとなるだろう一作。
とにかく大勢の人に読んで欲しい。
――冲方丁(作家)

この物語。日本だけでなく世界の関係者が映画化したがるに違いない!真っ先にそんな小説を読めたことに感謝!興奮!こんな怖い近未来、きっと来るのだ。
――鈴木おさむ(放送作家)

意識を情報化し移植する。あるいは統合する。
科学が到達しつつある禁断の領域に、小説的創造力が疾走する空前絶後の問題作!
――福岡伸一(『生物と無生物のあいだ』著者)

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「代体」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 百年法以来の著者作に接し、何て表現したらいいんでしょ!病理学の分野からすると脳死と真反対。代体により肉体の病気を治療、治療後に自身の肉体に精神が戻るという仕組み。遠くない将来の現実でしょう。究極的に精 百年法以来の著者作に接し、何て表現したらいいんでしょ!病理学の分野からすると脳死と真反対。代体により肉体の病気を治療、治療後に自身の肉体に精神が戻るという仕組み。遠くない将来の現実でしょう。究極的に精神と肉体の分離が何をもたらすのか、負の部分を中心に描かれます。高邁な思想が、いつの間にか下品な思想へとなり下がる過程。この部分、何とも理解し難くて。本来、日本の頭脳であるはずの官僚組織の嘆かわしさ。この現代でも通ずる問題。人間は他者の目を通してでしか自分というものを知ることが出来ない。何故か胸に沁み込む表現。 …続きを読む
    Yunemo
    2016年09月12日
    236人がナイス!しています
  • 大病や大けがをした人間の意識を、一時的に「代体」と呼ばれる人工の体に移すことがビジネスとなっている近未来を描いたSFエンターテインメント。他人の意識の器として使うために健康な人間を拉致する犯罪やAIの 大病や大けがをした人間の意識を、一時的に「代体」と呼ばれる人工の体に移すことがビジネスとなっている近未来を描いたSFエンターテインメント。他人の意識の器として使うために健康な人間を拉致する犯罪やAIの発達した近未来の様子など興味深くて面白かったです。有り得るかもと思わせる山田さんの発想力に感心させられた作品でした。 …続きを読む
    まちゃ
    2016年09月18日
    203人がナイス!しています
  • 近未来的な世界観に意識と身体の倫理観を絡めたSFとでもいいましょうか、とても興味深く読みきりました。ちょっと理屈のところはよくわからない感じですが面白かったです。 近未来的な世界観に意識と身体の倫理観を絡めたSFとでもいいましょうか、とても興味深く読みきりました。ちょっと理屈のところはよくわからない感じですが面白かったです。
    Yoshihiko
    2016年06月21日
    177人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

読み始めはSFだ!と思っていたのですが読み進めるうちに哲学色が濃くなり本を置く度に自分ならどうだろうと考え込みました。後半ではパンデミックでハラハラした後やはり哲学的な思考から離れられなくなりました。最後の1文で泣いてしまいました。――シトラス516

一言でいうと、とっても面白かったです。設定が面白く最初の数ページで引き込まれました。そして、あっという間に読み終わってしまいました。山田宗樹先生の作品は初めて読みましたが、SFで少し難しいテーマにも関わらず登場人物やシーンが目に浮かぶようでとっても読みやすかったです。――びーりこ

イッキ読みでした。『代体』ということで「カラダ」(=物質)にまつわる話かと思っていたら、いつの間にか「ココロ」の話へと展開し、驚きの連続の中で読み通しました。主人公をはじめ多くの人間が全人類の生存を脅かす難題に、巻き込まれ、解決を図っていこうとする、「重くて」「重さがない」物語でした。――ぺんすけ

著者紹介

山田 宗樹(やまだ・ むねき)

1965年愛知県生まれ。
筑波大学大学院修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事。
その後『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。
2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化され大ヒット作となる。
2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテッド』など。

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