或るろくでなしの死

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041021613

或るろくでなしの死

  • 著者 平山 夢明
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2014年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041021613

蹂躙され、陵辱され、破壊された末に訪れた7つの死。傑作短編集!!

浮浪者が見た「或るはぐれ者の死」、故郷喪失者が迎える「或る嫌われ者の死」、ダメな若者が直面する「或るごくつぶしの死」、欲望全開の大人が辿りつく表題作など、意志や希望と関係なく訪れる7つの死!


おすすめコメント

なまぬるい
世の中に毒を。
やっぱり平山さんは
僕たちのヒーローです。
──道尾秀介氏

ごめんなさい、
ごめんなさい、
ごめんなさい。
平山さんを読むと、
なにかに謝りたくなる。
泣くほどに。
──辻村深月氏

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「或るろくでなしの死」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 死は誰にでも平等で、生は理不尽だ。油断すると世界を揺らす才能が27歳でこめかみをBANG!喪失という精神の死は特に厄介だ。だから、生殺与奪を司るならば、殺してと祈るガキはぶっ生かす。そうしない死神はう 死は誰にでも平等で、生は理不尽だ。油断すると世界を揺らす才能が27歳でこめかみをBANG!喪失という精神の死は特に厄介だ。だから、生殺与奪を司るならば、殺してと祈るガキはぶっ生かす。そうしない死神はうすのろの莫迦だ。それでも死を生業にするなら、駅前のロッカーにブツは隠した。番号は0405、カート・コバーンの命日だ。仕事は音のない静かな雨の夜が捗る。音は生そのものだ。しみったれた、ミュージックは聴きたくねえ。お前は聞く。「ねえ、大人になれば少しは楽しい?」ルードトの冷めた珈琲を飲み頷く。嘘の味はいつも苦い。 …続きを読む
    masa
    2019年02月18日
    81人がナイス!しています
  • 或る□□の死と題した7編からなる短編集。いずれも様々でからっぽな「死」に満ちている。表題作の死に様は強烈。映画『ハンニバル』のショッキングな場面を想起させる。それぞれ登場する人物たちは、どちらかといえ 或る□□の死と題した7編からなる短編集。いずれも様々でからっぽな「死」に満ちている。表題作の死に様は強烈。映画『ハンニバル』のショッキングな場面を想起させる。それぞれ登場する人物たちは、どちらかといえば社会からはみ出したはぐれ者が多い。それも悲哀さに拍車をかける。「或る英雄の死」のあっけない報復シーンは、しばらく目玉焼きは食べられないなって思わされる。全編を彩る残酷さが冴える平山夢明の綴る物語は、他にはないグロさを兼ね備えているので、苦手な人は要注意。とにかくこの「毒のある」小説は癖になる人には癖になる。 …続きを読む
    スカラベ
    2014年11月12日
    72人がナイス!しています
  • 表紙が素敵すぎて衝動買い。「独白する~」以来の平山夢明さんだが、相変わらず夥しいゴミや残飯や腐乱死体が流れてくるドブ川みたいな独特の世界観で素直に感銘を受けた。最初のホームレスの話からして発想が秀逸す 表紙が素敵すぎて衝動買い。「独白する~」以来の平山夢明さんだが、相変わらず夥しいゴミや残飯や腐乱死体が流れてくるドブ川みたいな独特の世界観で素直に感銘を受けた。最初のホームレスの話からして発想が秀逸すぎる。世の中は決定的に残酷、誰もが傍観者。世に数多あるイヤミスとかとは一線を画す、もっと本質的な厭世感みたいなものを感じます。死は醜く不条理で嫌らしく避けがたい。美しい死だなんて人間のコンテクストにしかないある種の倨傲だよなあ、と思える作品。そういう気分の時には、ぜひ。 …続きを読む
    かみぶくろ
    2015年02月02日
    71人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

七つの短編すべてに平山夢明の持ち味がにじみ出ている。奇妙な登場人物と歪んだ話。適度なグロと破天荒な展開。少し軽めだけど、どんどん読まされる。七つの物語すべてに究極の終結が描かれており、それは死そのものであったり死に値する出来事であったりする。まさにそれは究極の地獄。おぞましい。(ベックさん)

気味が悪い、気持ち悪いなのに目がそらせない。ページを捲るたびに身を竦めながら怖いもの見たさで読み進めてしまう…。幽霊や怪奇現象のようなホラーではなくて、人間の無関心や虚無感の中に巣食った狂気を描く、そんな話でした。(くりあゆさん)

思わず、口元を手で押さえてしまった。なんてことはない、というように繰り広げられる行為はひたすらに残酷で悲惨。読んでいる間、何度も逃げ出したくなったけれど彼らにどうしても希望を見いだそうとしてページをめくり続けた。(春穂さん)

著者紹介

平山夢明(ひらやま・ゆめあき)

1961年神奈川県生まれ。93年よりライターとして活躍。94年にノンフィクション『異常快楽殺人』を発表、注目を集める。
96年『SINKER 沈むもの』で小説家としてもデビュー。2006年「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞を受賞。10年『ダイナー』で大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞を受賞、吉川英治文学新人賞の最終候補にもなった。
本作は受賞後第1作にして、2年ぶりの新作小説となる。他の著作に『ミサイルマン』『他人事』など。

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