お文の影

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041013335
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お文の影

  • 著者 宮部 みゆき
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041013335

宮部時代小説の人気キャラクター勢揃い! 全6編のあやしの世界。

月光の下、影踏みをして遊ぶ子どもたちのなかにぽつんと女の子の影が。影の正体とその因縁とは。「ぼんくら」シリーズの政五郎親分とおでこの活躍する表題作をはじめ、全6編のあやしの世界。『ばんば憑き』改題。 月光の下、影踏みをして遊ぶ子どもたちのなかにぽつんと女の子の影が。影の正体とその因縁とは。「ぼんくら」シリーズの政五郎親分とおでこの活躍する表題作をはじめ、全6編のあやしの世界。『ばんば憑き』改題。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「お文の影」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宮部みゆきさんの時代物6編からなる短編集。どの短編も高い水準であり読ませる。各作品に共通して怪異が登場するが、背景に流れるのは人の想いや業の恐ろしさだろう。「ばんば憑き」での若妻の顕す主人公への意地の 宮部みゆきさんの時代物6編からなる短編集。どの短編も高い水準であり読ませる。各作品に共通して怪異が登場するが、背景に流れるのは人の想いや業の恐ろしさだろう。「ばんば憑き」での若妻の顕す主人公への意地の悪さと蔑視。それを堪えて日々を過ごす主人公の姿に、私も自身の結婚生活を思い出した。「博打眼」の怪異の生まれた背景の悲しさ。そして事件の解決に息を呑む。「討債鬼」での人の業と、欲の深さの丹念な描写が読ませる。どの作品もほのかな救いがあるから読了感が良いのだと思う。宮部みゆき作品に外れなしと実感出来る作品です。 …続きを読む
    yoshida
    2018年12月08日
    254人がナイス!しています
  • 江戸の妖の世界が描かれていますが、時に怖く、時に切なく、時にホロリとさせられる様々な色がありました。どの作品も綺麗にまとまりつつも、この先を読みたいと思わされます。話にスッと入っていけるような感じが好 江戸の妖の世界が描かれていますが、時に怖く、時に切なく、時にホロリとさせられる様々な色がありました。どの作品も綺麗にまとまりつつも、この先を読みたいと思わされます。話にスッと入っていけるような感じが好きです。どこかで読んだことのあるキャラクターたちが登場したりするので楽しく読むことができました。どんな話を描いても根底に優しさがある宮部さんの時代小説、やっぱり好きです。 …続きを読む
    優希
    2015年10月21日
    111人がナイス!しています
  • 久々に読んだ内容も、初で読んだ内容もありました。どこか悪霊(?)出てくるオドオドしい短編集でしたが、久々に宮部みゆきさんの時代小説を堪能しました。三島屋シリーズがあったのが驚きであり、その為に読んだ小説 久々に読んだ内容も、初で読んだ内容もありました。どこか悪霊(?)出てくるオドオドしい短編集でしたが、久々に宮部みゆきさんの時代小説を堪能しました。三島屋シリーズがあったのが驚きであり、その為に読んだ小説でした。 …続きを読む
    mariya926
    2023年12月22日
    103人がナイス!しています

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