随筆集 一私小説書きの独語

随筆集 一私小説書きの独語

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784041106822

随筆集 一私小説書きの独語

  • 著者 西村 賢太
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784041106822

静謐のなか、日々を綴る。新無頼派の第三エッセイ集。

韓国の書店で受けた衝撃。地震から一年後の決意。敗北感を抱いた、同年の漫画家。私小説や藤澤清造への思い。横溝正史原作の映画について。そして、自らの半生。静謐のなか、日々を綴った第三エッセイ集。 韓国の書店で受けた衝撃。地震から一年後の決意。敗北感を抱いた、同年の漫画家。私小説や藤澤清造への思い。横溝正史原作の映画について。そして、自らの半生。静謐のなか、日々を綴った第三エッセイ集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「随筆集 一私小説書きの独語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 西村賢太のエッセイ集。装画は能町みね子。内容は賢太ファンならば何度も聞いた話が多く、同じ事の繰り返し感は否めないが、表題の自伝的エッセイは改めてその家庭の悲惨を思わされ切なかった。似た内容が多い中、橋 西村賢太のエッセイ集。装画は能町みね子。内容は賢太ファンならば何度も聞いた話が多く、同じ事の繰り返し感は否めないが、表題の自伝的エッセイは改めてその家庭の悲惨を思わされ切なかった。似た内容が多い中、橋下徹や尖閣諸島、AKB48総選挙を論じた時評や、TSUTAYAのシネマハンドブックに寄せた『西村賢太が選ぶ横溝正史原作の映画十本』(映画のスチール写真入り)が新鮮で面白かった。結局楽しく読まされたのはファンの弱みか。京都の高校の図書館のアンケートへの最後のメッセージが素っ気ないのに良い言葉だった。 …続きを読む
    厩戸皇子そっくりおじさん・寺
    2014年07月29日
    60人がナイス!しています
  • ★★★☆☆ 西村賢太氏の随筆集。随筆集というか雑文の寄せ集めといった方がいいかもしれない。所謂「ごった煮」感は満載である。藤澤清造好きであるのは、これを読むまでもなく十分分かっていることだが、藤澤清造の登 ★★★☆☆ 西村賢太氏の随筆集。随筆集というか雑文の寄せ集めといった方がいいかもしれない。所謂「ごった煮」感は満載である。藤澤清造好きであるのは、これを読むまでもなく十分分かっていることだが、藤澤清造の登場回数が多いのは、そんなわけで相変わらずだった。後は、相当横溝正史好きなんだな、と思った。横溝正史原作の映画も相当回数見返しているようで、今までの随筆集にもまして横溝正史好きが伺える一冊だった気がする。なんてことない内容なのだが、西村賢太独特の文章が好きだから、やっぱり読んでしまうんだよなあ……。 …続きを読む
    そうたそ
    2014年08月13日
    31人がナイス!しています
  • あとがきで書いている通り、ゴッタ煮鍋風の随筆集。著者の違った側面も見ることができるので、ファンとしては嬉しい内容だ。芥川賞受賞後の全国を飛び回るスケジュールをこなす忙しさには驚き。人気作家になるとこう あとがきで書いている通り、ゴッタ煮鍋風の随筆集。著者の違った側面も見ることができるので、ファンとしては嬉しい内容だ。芥川賞受賞後の全国を飛び回るスケジュールをこなす忙しさには驚き。人気作家になるとこうなんだ、と改めて驚いた。映画版の「苦役列車」を思う存分批判しつつも、原作者として温かい目で見ている部分もあり、意外な優しい一面も感じた。傾倒する藤澤清三はともかくとして、少年時代からの横溝正史への偏愛ぶりは筋金入り。なかでも金田一シリーズの映画解説は簡潔な文章で読みごたえがあった。 …続きを読む
    つちのこ
    2023年04月07日
    28人がナイス!しています

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