- 著者 海堂 尊
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784041008300
モルフェウスの領域
- 著者 海堂 尊
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784041008300
最新の医療技術は誰のためにある? 最先端医療ミステリー!
日比野涼子は未来医学探究センターで、「コールドスリープ」技術により眠りにつく少年の生命維持を担当している。少年が目覚める際に重大な問題が発生することに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
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「モルフェウスの領域」感想・レビュー
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2018年215冊め。続編とは知らずに先に『アクアマリンの神殿』を読了してしまった。淡々とした前半と、謎が明らかになってくる後半の対比。彼女の思いは無償の愛なのか、二人の関係は共依存なのか。2018年06月26日163人がナイス!しています
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人工凍眠というSFのような、でもすでに技術はありそうな近代医療がベースですが倫理や人権問題が主題だと思う。政治と医療の戦いだ。結局モルフェウスを守ってくれるものはモルフェンヌなのか。人間は結局感情によ …続きを読む2018年09月16日128人がナイス!しています
読者モニターレビュー
今まで読んだ海堂氏の作品の中で一番難しく、一番せつない物語。読み終わった後すっと涙が出た。設定が近未来であることや「コールドスリープ」にまつわる医療問題がテーマのひとつだったので、手塚治の「鉄腕アトム」を思わせる神秘的な雰囲気も感じられた。(giglioさん)
海堂さんの本を読んでいるといつも、これはフィクションなのかノンフィクションなのかが分からなくなってくる。今度も、もしかしたらコールドスリープがどこかで実際に行われているのではないかと本気で考えてしまうくらい物語の中に引き込まれた。(渡辺香涼さん)
近未来のおとぎ話。社会問題への鋭い洞察、官僚批判など、海堂節は健在ですが、この作品は今までになくロマンティックでファンタジックな物語でした。新しいことを始めるときの医学界と法曹界が絡まる問題や、既存権益に固執する官僚批判など、海堂作品に一貫する問題提議もあいかわらず明瞭で気持ちがいい(しらべ柴さん)
著者紹介
海堂尊(かいどう・たける)
1961年千葉県生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』で2006年デビュー。他著に『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ジーン・ワルツ』『ケルベロスの肖像』『モルフェウスの領域』『輝天炎上』など多数。現在、独立行政法人放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター・Ai情報研究推進室室長。