電気サーカス

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年11月22日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
484
ISBN:
9784048660662

電気サーカス

  • 著者 唐辺 葉介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年11月22日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
484
ISBN:
9784048660662
週刊アスキー連載の小説が待望の書籍化。まだ高速回線も常時接続も普及しておらず、皆が電話回線とテレホーダイを使ってインターネットに接続していた時代。“テキストサイト”で自己表現を試みる若者達がいた……。 週刊アスキー連載の小説が待望の書籍化。まだ高速回線も常時接続も普及しておらず、皆が電話回線とテレホーダイを使ってインターネットに接続していた時代。“テキストサイト”で自己表現を試みる若者達がいた……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「電気サーカス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ブログ前夜。テキストサイトの時代。通過儀礼の物語。イタさが切ない。 ブログ前夜。テキストサイトの時代。通過儀礼の物語。イタさが切ない。
    miroku
    2018年03月21日
    23人がナイス!しています
  • テキストサイトの管理人でまともに働けず薬に溺れる「僕」と、自殺未遂などのエキセントリックな行動を繰り返す真赤という未成年の少女との共依存的な同居生活を物語の主軸として、週刊連載小説らしく断片的な小エピ テキストサイトの管理人でまともに働けず薬に溺れる「僕」と、自殺未遂などのエキセントリックな行動を繰り返す真赤という未成年の少女との共依存的な同居生活を物語の主軸として、週刊連載小説らしく断片的な小エピソードの集積によってこの長編小説は書かれている。作中の言葉にあるように「日々脳裏に浮かんだよしなしごとを脈絡もなく書きつらねていく」ような日常生活の描写が「僕」が過ごした時間の流れを感じさせる。「僕」と真赤の関係の破綻は目に見えているのに、こんなにやるせなく心を抉るのかと終盤では呆然としてしまった。 …続きを読む
    giant_nobita
    2017年01月21日
    11人がナイス!しています
  • 気味の悪い面白さ。思いつきで始めたテキストサイトによって様々な人間と交流することになる主人公の摩訶不思議ともいえる異常な日常が淡々と描かれる話。読んだ後の脱力感というか虚無な感じがすごい。主人公の周り 気味の悪い面白さ。思いつきで始めたテキストサイトによって様々な人間と交流することになる主人公の摩訶不思議ともいえる異常な日常が淡々と描かれる話。読んだ後の脱力感というか虚無な感じがすごい。主人公の周りに集まる落伍者であり社会に取り残されたものたちの哀愁がこれでもかと描かれていた。ネットが発展していく過渡期での狂乱じみた若者たちのどうしようもないやるせなさ。自己否定による自己表現に虚しさと羨望を感じた。読み終わってみるととてつもなく秀逸なタイトルだということに気付かされる。別作品も読みたい。 …続きを読む
    サエズリ割津
    2016年01月04日
    10人がナイス!しています

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