るんびにの子供

るんびにの子供

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年06月01日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840118552

るんびにの子供

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年06月01日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840118552

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「るんびにの子供」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 貴重な怪談ホラー系ミステリ文学女流作家・宇佐美まことさんの秀作5編を収録したデビュー短編集です。著者もまた時々おられる名前だけでは男女の判断が難しい作家さんですね。私は個人的にはもっとオープンに紹介し 貴重な怪談ホラー系ミステリ文学女流作家・宇佐美まことさんの秀作5編を収録したデビュー短編集です。著者もまた時々おられる名前だけでは男女の判断が難しい作家さんですね。私は個人的にはもっとオープンに紹介して欲しいと思うのですが、いろいろと事情がお有りなのかも知れませんね。さて、本作はどれも本格的な現代の怪談噺で笑いは一切なく必ずや不幸の極みで幕を閉じる完成度の高い作品群ですね。私は自分が人に見えない怪異や物の怪を見たり感じたりできる鋭い霊感の持ち主ではない事を真剣に感謝したいですね。久美ちゃん一生来ないでね。 …続きを読む
    夢追人009
    2019年12月29日
    184人がナイス!しています
  • いやはや、デビュー作からすっかり出来上がってたんだね!40頁前後での短編5つとも、特別な閉鎖的ムラ社会とか伝承や風習などに頼らず、我々の近くにもある様な何気ない日常で存分にゾワッとさせられる!ザクロや手 いやはや、デビュー作からすっかり出来上がってたんだね!40頁前後での短編5つとも、特別な閉鎖的ムラ社会とか伝承や風習などに頼らず、我々の近くにもある様な何気ない日常で存分にゾワッとさせられる!ザクロや手袋・水といった容易に頭に浮かぶモノから、あからさまに怪しさ導き出すのも絶妙。一番のお気に入りは「手袋」もう冒頭から予測出来る不可思議さと、ある事件と家族の背景が徐々に重なり至るラストにゾワゾワ…認知症からの曖昧さが生む非現実的な展開に息を呑む「柘榴の家」も好み。何より最後の一文辺りが残すインパクトがスゴい! …続きを読む
    nobby
    2019年06月07日
    164人がナイス!しています
  • 宇佐美まことはここから始まったのかぁ。タイトル作を含む短編5作。読友さんがお薦めするのも肯ける。するっと読めるのにちょっとざわっともする。好みはタイトル作と『手袋』だがどれも良い。タイトル作の冒頭8行で 宇佐美まことはここから始まったのかぁ。タイトル作を含む短編5作。読友さんがお薦めするのも肯ける。するっと読めるのにちょっとざわっともする。好みはタイトル作と『手袋』だがどれも良い。タイトル作の冒頭8行で宇佐美まことの世界に引き込まれる。もっと読みたくなるのは私だけじゃないだろう。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2017年08月22日
    147人がナイス!しています

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