「旧怪談 耳袋より」感想・レビュー
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江戸時代に書かれた『耳袋』の現代語訳であり、京極流の解釈とも伺えました。ちょっと奇妙なのだけれど怖さはあまり感じませんでした。日常の中にある闇に触れているような空気は好みですけれども。原文も付随してい …続きを読む2017年07月04日91人がナイス!しています
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京極さんが各話につけたタイトルが面白い。話のどこに京極さんが興味を持ったのかを端的に表している。ただ登場人物をイニシャル表記にする意味がわからなかった。2010年03月21日50人がナイス!しています
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江戸時代の怪異蒐集の書『耳嚢』の京極夏彦アレンジ本。 冒頭にも書いてあるけど、別に『耳嚢』と言ってもコワイ話ばかりではない。 一つ一つの話が5~6ページと軽いので、意気込まなくても全然大丈夫だし、文体もと …続きを読む2012年08月31日41人がナイス!しています
著者紹介
京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。