秘密。 私と私のあいだの十二話

秘密。 私と私のあいだの十二話

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840112345
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秘密。 私と私のあいだの十二話

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840112345

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「秘密。 私と私のあいだの十二話」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「ダ・ヴィンチ」に連載されていたと思われるが、なかなかに面白い企画だ。12人の作家(いずれも売れている人たち)の競演なのだが、3~4ページの掌編をA,B表裏のセットにして物語るというもの。そして、それ 「ダ・ヴィンチ」に連載されていたと思われるが、なかなかに面白い企画だ。12人の作家(いずれも売れている人たち)の競演なのだが、3~4ページの掌編をA,B表裏のセットにして物語るというもの。そして、それぞれの語り手は互いに相手の語りを知らない。これが『秘密』と名づけられた由縁だろう。ただ、分量が少ないせいもあって軽さは否めない。あくまでも軽妙な語りを味わい楽しむものなのだ。短いながらも正統派で個性的な存在感を示しているのは、佐藤正午と小川洋子。三浦しおんは変化球で勝負し、それなりの成功を収めたようだ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2013年11月25日
    225人がナイス!しています
  • 伊坂さんを始め有名な作家達が綴った12編の短編集。レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴られています!とても短い短編でほんの短い時間で読めました!これだけ短いお話をA面B 伊坂さんを始め有名な作家達が綴った12編の短編集。レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴られています!とても短い短編でほんの短い時間で読めました!これだけ短いお話をA面B面で描かれるのは大変だったと思いますが本当に皆さんスゴイです♪とても素敵な作品ばかりでした☆伊坂さんのはやはり伊坂さんらしくて、とても好みでした♪小川洋子さん、阿部和重さんはとてもじーんとして深みがあり、三浦しをんさんは明るく可愛かったです♡森絵都さん、有栖川有栖さんも良かったです★とても楽しめました♪ …続きを読む
    ❁かな❁
    2014年10月03日
    144人がナイス!しています
  • 豪華な顔ぶれの12人の作家が、同じ話を二人の主人公A・Bのそれぞれの側からみた掌編2編(A・Bサイド)を1作品として書いたアンソロジー。 吉田修一『ご不在票』:こんな短い話なのに、胸がつまる思いがする作品がか 豪華な顔ぶれの12人の作家が、同じ話を二人の主人公A・Bのそれぞれの側からみた掌編2編(A・Bサイド)を1作品として書いたアンソロジー。 吉田修一『ご不在票』:こんな短い話なのに、胸がつまる思いがする作品がかけるのだ。驚き。 有栖川有栖『震度四の秘密-男、女』:上には上がいる(笑)。 北村薫『百合子姫、怪奇毒吐き女』:あまりの違いに笑ってしまった。 三浦しをん『お江戸に咲いた灼熱の花、ダーリンは演技派』:しをんさんらしい。 なるほど同じものに対して見る方向が違うと、まったく違ったように見えることもある。 …続きを読む
    hiro
    2014年08月23日
    142人がナイス!しています

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著者紹介

吉田 修一(よしだ・しゅういち)

1968年長崎市生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。著書に『女たちは二度遊ぶ』『怒り』『森は知っている』『橋をわたる』など多数。

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