Avalon 灰色の貴婦人

Avalon 灰色の貴婦人

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年03月25日
判型:
文庫判
ISBN:
9784840107426
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Avalon 灰色の貴婦人

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年03月25日
判型:
文庫判
ISBN:
9784840107426

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「Avalon 灰色の貴婦人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読、近未来のネット体感ゲーム〈アヴァロン〉を描く実写映画『Avalon』の、監督自身による後日譚。映画の主人公は東欧女性だが、本書の主人公は日本人男性。映画未見でも理解可能、というかゲーム〈アヴァロン〉の 再読、近未来のネット体感ゲーム〈アヴァロン〉を描く実写映画『Avalon』の、監督自身による後日譚。映画の主人公は東欧女性だが、本書の主人公は日本人男性。映画未見でも理解可能、というかゲーム〈アヴァロン〉の設定に関しては、映画既出の情報しかない(が、文章なので説明は丁寧)。著者の溢れるミリタリー愛と、“野郎の世界”的な日常描写が楽しいので、映画見た人でも読む価値はある。中華料理店の食事狼藉シーン最高(笑)。私はTH64使いのムライがお気に入り。 …続きを読む
    卯月
    2012年10月08日
    7人がナイス!しています
  • 深夜のテレビで見て以来に惚れ込んだ押井守映画の実質的続編小説。当然何回も再読している作品ですが、ゲーム『ナイトレイン』に近しい感覚を呼び起こされたのを機に改めて。しかし久方ぶりに読み直すと、これほど" 深夜のテレビで見て以来に惚れ込んだ押井守映画の実質的続編小説。当然何回も再読している作品ですが、ゲーム『ナイトレイン』に近しい感覚を呼び起こされたのを機に改めて。しかし久方ぶりに読み直すと、これほど"男"の作品であったのかと、その噎せ返るような圧倒的語りに目眩さえ覚える羽目になりました。面白くない訳では決してなく、今でも印象は変わりませんが、しかしこの「物語る代わりに薀蓄と描写を積み重ね、以て世界を感じさせる」遣り口、駄目な人は本当に駄目なのだろうなと、今更ながらに理解しました──つまりはそう大好きです。 …続きを読む
    青味泥シンカ
    2025年07月02日
    5人がナイス!しています
  • 映画のアヴァロンが光と空気と生活の作品だったとすれば、小説版はシステムと蘊蓄と生活の作品だろう。徹底的な銃器と食事の描写が大きな魅力の本作だけど、その背後には「この生活って意外と悪くなくね?」という感 映画のアヴァロンが光と空気と生活の作品だったとすれば、小説版はシステムと蘊蓄と生活の作品だろう。徹底的な銃器と食事の描写が大きな魅力の本作だけど、その背後には「この生活って意外と悪くなくね?」という感覚、あの黄昏の都市とゲームの中で暮らす快楽がある。精緻に解説されるゲームに魅力を感じたなら、実際に「アヴァロン」をプレイしてみたいと思ったのなら、それは実は「作中世界に住んでみたい」と言っているのに近い気がする。この本は銃か飯かRPGか、そして「それらのある生活」が好きな人なら必ず楽しめる異世界なのだ。 …続きを読む
    G.G.
    1970年01月01日
    5人がナイス!しています

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