罪火

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041002360
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罪火

  • 著者 大門 剛明
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041002360

被害者と加害者が向き合うとき。社会派ミステリー!

花火大会の夜、少女・花歩を殺めた男、若宮。被害者の花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援に積極的にかかわっていた。驚愕のラスト、社会派ミステリ。 花火大会の夜、少女・花歩を殺めた男、若宮。被害者の花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援に積極的にかかわっていた。驚愕のラスト、社会派ミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「罪火」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★★★☆☆☆☆被害者と加害者の在り方に触れた大門剛明の長編。花火大会の日になぜ少女は惨殺されたのか。修復的司法という聞き慣れない言葉を通じて贖罪の意味を問う本作。犯人と遺族。語り手となる二人が対峙するプロ ★★★★★★☆☆☆☆被害者と加害者の在り方に触れた大門剛明の長編。花火大会の日になぜ少女は惨殺されたのか。修復的司法という聞き慣れない言葉を通じて贖罪の意味を問う本作。犯人と遺族。語り手となる二人が対峙するプロローグにどう繋げるかが興味深かったが、死体発見後の人物の行動が甚だ疑問。そういう性癖の人がいるのは仕方ないとして、たまたま第一発見者がそうだったというのは少々都合が良すぎる。百歩譲って扼殺や毒殺ならまだしも…。あと自分が遺族なら「加害者が立派な職に就き更生しました」と言われても納得できない気がする。 …続きを読む
    イアン
    2021年09月13日
    94人がナイス!しています
  • 「修復的司法」。犯罪加害者が被害者と直接対面することにより、双方の心の回復をめざすもの。もし、自分が被害者側になって加害者と対面するとしたら果たして冷静になるだろうか。この仲介を取り持つ女性校長が突然 「修復的司法」。犯罪加害者が被害者と直接対面することにより、双方の心の回復をめざすもの。もし、自分が被害者側になって加害者と対面するとしたら果たして冷静になるだろうか。この仲介を取り持つ女性校長が突然娘を殺され被害者側になってしまう。犯人は冒頭から分かっているので、そこからどうストーリーが展開するのか。犯人は過去に殺人を犯して、再びの殺人。人は更生できないのか?いろんな問題を含み終盤あっと言わせる真相が…。上手いですねぇ、この作家さんにハマりつつありますが、さらにハマりそうです。 …続きを読む
    タイ子
    2019年03月19日
    70人がナイス!しています
  • この作品で『修復的司法』という存在を初めて知った。修復的司法に携わり、犯罪被害者支援に積極的にかかわっている、小学校校長の理絵は娘を殺されて一転して被害者となってしまう。被害者となっても今まで通り、修 この作品で『修復的司法』という存在を初めて知った。修復的司法に携わり、犯罪被害者支援に積極的にかかわっている、小学校校長の理絵は娘を殺されて一転して被害者となってしまう。被害者となっても今まで通り、修復的司法に対する考え方は変わらないのか?加害者である若宮はやはり、更生とは無縁の犯罪者でしかなかったのか?結末がどうなるのか気になり、夢中で読んだ。なーんだ、結局は予想していた結末?若宮、結局更生してないし!と思いきや、最後の最後での事件の結末。そう来ましたか!今作も大門さんにはやられました。面白かった! …続きを読む
    GAKU
    2019年05月23日
    67人がナイス!しています

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