永遠の曠野 芙蓉千里III

永遠の曠野 芙蓉千里III

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年06月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
440
ISBN:
9784041102275

永遠の曠野 芙蓉千里III

  • 著者 須賀 しのぶ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年06月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
440
ISBN:
9784041102275

愛は曠野を駆け、やがて歴史を動かして……!

舞姫としての名声を捨て、初恋のひと建明を追って馬賊となったフミ。仲間たちにも認められ、ようやく自分の居場所を見いだしたかに思えたが、時代は大きく動きはじめ……大河女子ロマン感動の完結編! 舞姫としての名声を捨て、初恋のひと建明を追って馬賊となったフミ。仲間たちにも認められ、ようやく自分の居場所を見いだしたかに思えたが、時代は大きく動きはじめ……大河女子ロマン感動の完結編!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「永遠の曠野 芙蓉千里III」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1巻では小さな少女が、この本を閉じる時には40代となり母となった。分厚い全3巻に時代の荒波に流されたり時には向かって行ったあの勇敢で儚い女の人生がしっかり詰まっていた。3巻目は、ほとんどが血なまぐさい 1巻では小さな少女が、この本を閉じる時には40代となり母となった。分厚い全3巻に時代の荒波に流されたり時には向かって行ったあの勇敢で儚い女の人生がしっかり詰まっていた。3巻目は、ほとんどが血なまぐさい生きるか死ぬか、そしてひたすら曠野を駆け巡る場面がしめている。その中でも瞬く光がある。人生には巡り合いと言うものがありそうだ。人生に遠回りしたようでもいつかちゃんと辿りつく場所がある。そこには、心休まる場所も人もある。自分にもそんな巡り合いがあるような気がして最後のページを閉じた。芙蓉らしい人生だったと思う。 …続きを読む
    あつひめ
    2013年03月14日
    76人がナイス!しています
  • スケールの大きな物語、三部作を日を空けずに読めて良かったです。登場人物の言葉遣いが今風すぎてそこはやや違和感が残ったけれど、ストーリーとしては一途なフミが魅力的で引き込まれました。明治から大正そして昭 スケールの大きな物語、三部作を日を空けずに読めて良かったです。登場人物の言葉遣いが今風すぎてそこはやや違和感が残ったけれど、ストーリーとしては一途なフミが魅力的で引き込まれました。明治から大正そして昭和の初め、大陸では中国・露西亜・モンゴル、そして日本が入り乱れ、馬賊やら革命軍、頭の中が混乱しながらもなんとか読了。 …続きを読む
    ゆみねこ
    2016年09月29日
    68人がナイス!しています
  • 旅芸人から芸妓、芸妓から馬賊、少女から女、女から母となった芙蓉ことフミの激動の人生。血に染まった川、人を喰わなければ治まらなかった餓え、暴走し、猛威を振るう赤軍とモンゴル独立運動、日本の大陸への介入な 旅芸人から芸妓、芸妓から馬賊、少女から女、女から母となった芙蓉ことフミの激動の人生。血に染まった川、人を喰わなければ治まらなかった餓え、暴走し、猛威を振るう赤軍とモンゴル独立運動、日本の大陸への介入など現在の日本にも影響していることが起こった時代。視点がいきなり、変わり過ぎなのは難点だけど馬と人との絆や一生に一度の恋、責任と国や民族にしがみ付くのはなぜかということを綺麗ごともなく描き切っている。結構、ある意味、狡かった健明よりも自分の責務を果たすいい男になった黒谷さんに「いい男」の軍配が挙がりました(笑) …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2012年12月06日
    48人がナイス!しています

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