金子兜太の俳句入門

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044065096
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金子兜太の俳句入門

  • 著者 金子 兜太
  • 題字 金子 兜太
  • カバーデザイン 野村 勝善
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044065096

率直果敢が極意! 著者入魂の俳句入門書!

生活実感をとらえて、具体的な情景をつかむ。景が〈主観の芯〉を伝えるようにする。季語は単なるルールとしてではなく、長い歴史を持った味わいのある言葉として大事にする――。著者独自の俳句観や作句法を述べ、多くの例を挙げながら、現代俳句の本質に迫る!「俳句のリズム」「切字」「写生」「喩えの使い方」といった、実作者なら誰もが参考になるコツも随所に掲載。率直果敢な兜太流俳句入門の決定版。解説・対馬康子 生活実感をとらえて、具体的な情景をつかむ。景が〈主観の芯〉を伝えるようにする。季語は単なるルールとしてではなく、長い歴史を持った味わいのある言葉として大事にする――。著者独自の俳句観や作句法を述べ、多くの例を挙げながら、現代俳句の本質に迫る!「俳句のリズム」「切字」「写生」「喩えの使い方」といった、実作者なら誰もが参考になるコツも随所に掲載。率直果敢な兜太流俳句入門の決定版。解説・対馬康子

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき

一、俳句とは
【一】季語にこだわらない
【二】〈生活実感〉を表す
【三】率直に〈生活実感〉を
【四】実感と言葉
【五】三位一体
【六】俳句の形式
【七】俳句の成立
【八】俳句のリズム
【九】切字
【一〇】五七調と切字
【一一】二物衝撃
【一二】ひびき
【一三】変形
【一四】自由律
【一五】眼と耳の協働
【一六】漢字
【一七】擬態語・擬音語
【一八】流行語と俳句
【一九】分かち書き(表記法1)
【二〇】多行書き(表記法2)
【二一】ルビ付き(表記法3)
【二二】定型というもの
【二三】五七調と定型
【二四】変則五七調
【二五】短さの魅力
【二六】即興
【二七】即興と挨拶
【二八】即興と即物
【二九】特殊な記録法
【三〇】待つ間の記録
【三一】〈形〉
【三二】画
【三三】画と詩
【三四】形とこころ
【三五】形で書く
【三六】俳句の〈像〉
【三七】〈像〉で伝える
【三八】正月の句
【三九】かたちと流れ
【四〇】意思と肉体
【四一】韻文1
【四二】韻文2
【四三】韻文3
【四四】韻文4
【四五】散文から俳句へ
最短定型の表現力

二、作句法あれこれ
【四六】写生
【四七】描くこと・見ること
【四八】発見
【四九】主観を少し加える
【五〇】実景と情景
【五一】景色を動かす
【五二】景が変わる
【五三】まるごととらえる
【五四】景色がふくらむ
【五五】主観が前面に出てくる
【五六】主観を吐露する
【五七】率直さ
【五八】〈人〉にゆきつく
【五九】〈喩え〉というもの
【六〇】〈喩え〉の使い方
【六一】〈喩え〉のはたらき
【六二】「本歌取」
【六三】本歌取の要領
【六四】本歌取と〈なぞり〉
【六五】〈もじり〉という言い方
【六六】新しいものを加える
【六七】「新しみは俳諧の花」
【六八】一茶の「本歌取」
【六九】季語と本歌取
【七〇】川柳と本歌取
【七一】狂句
【七二】短詩形と本歌取

三、俳句誕生まで
【七三】俳句とは何か
【七四】唱和
【七五】問答
【七六】和歌
【七七】歌合
【七八】連歌
【七九】俳諧の連歌
【八〇】俳諧というもの
【八一】俳諧の二つの流れ
【八二】〈自然〉
情(ふたりごころ)──芭蕉と一茶

解説──原郷へのあこがれ  対馬康子

文庫版あとがき

「金子兜太の俳句入門」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • それまでの俳句入門が歳時記を買って季語を習い七五調で気の利いたことを詠みましょうという俳句入門書とは違い、季語はどうでもいい、「有季定形」は「約束」以上のものでもなく、「約束」は破られる為にある(そこ それまでの俳句入門が歳時記を買って季語を習い七五調で気の利いたことを詠みましょうという俳句入門書とは違い、季語はどうでもいい、「有季定形」は「約束」以上のものでもなく、「約束」は破られる為にある(そこまでは言ってないか)、「無季の句」も「自由律」ある。季語というのは長い歴史の中で磨かれてきた美意識で、特に短歌の王朝文化であるわけで、それより我々は「生活実感」重視で行きましょうというスタイルか。七五調も文語と口語の違いや古語と現代語の違いもあるから、俳句の短詩型としてのリズムは大事だけど縛られる必要もない。 …続きを読む
    かふ
    2019年04月24日
    14人がナイス!しています
  • 金子兜太さんの俳句入門です。いや〜難しいですね。タイトルが入門なので手に取ってみましたが、なかなか難解でした。一、俳句とは、は基本的なことを見開き1ページ前後の分量でまとめられているので頭に入りやすい 金子兜太さんの俳句入門です。いや〜難しいですね。タイトルが入門なので手に取ってみましたが、なかなか難解でした。一、俳句とは、は基本的なことを見開き1ページ前後の分量でまとめられているので頭に入りやすいですが、二の本歌取あたりから後半は再読しないと厳しいです。客観写生と主観を少し加えて景を変える、動かす、散文と韻文のあたりは非常に参考になりました。芭蕉と一茶の違いも興味深いです。高野素十さん、名前は初めて聞きましたが読んでみたいな。まだまだ修行が足りませんね〜。 …続きを読む
    りょちみ
    2018年02月26日
    9人がナイス!しています
  • とても勉強になった。 とても勉強になった。
    Akito Yoshiue
    2014年08月20日
    3人がナイス!しています

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