ザ・コストカッター

ザ・コストカッター

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041001981
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ザ・コストカッター

  • 著者 黒木 亮
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041001981

リストラ屋vsカラ売り屋。非情の戦いの幕が切って落とされた!

名うてのコストカッター・蛭田が大手スポーツ用品メーカーの新社長に就任。やがて始まる非情のリストラに対抗したのはニューヨークのカラ売り屋だった。熾烈を極めた両者の争いの行く末は……!? 名うてのコストカッター・蛭田が大手スポーツ用品メーカーの新社長に就任。やがて始まる非情のリストラに対抗したのはニューヨークのカラ売り屋だった。熾烈を極めた両者の争いの行く末は……!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ザ・コストカッター」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • こんなことを書くと著者に申し訳ないが、ストーリーにものすごく起伏があって、黒木亮作品らしくないのがとてもいい。カラ売り屋の北川と、コストカッター蛭田の対決を描く物語だが、ヒルタというネーミングからして こんなことを書くと著者に申し訳ないが、ストーリーにものすごく起伏があって、黒木亮作品らしくないのがとてもいい。カラ売り屋の北川と、コストカッター蛭田の対決を描く物語だが、ヒルタというネーミングからして、悪役っぽさ全開なのもまたいい。早くから蛭田と極東スポーツの不正な会計処理を見抜き、カラ売りを仕掛ける北川だが、蛭田も悪役らしくやるもので、投資銀行をバックになかなか尻尾をつかませない。ターニングポイントになったのは、丸野証券の鮎川。「人間はウソをつくが、バランスシートは正直だ」というセリフがとても印象的。 …続きを読む
    まつうら
    2023年05月26日
    54人がナイス!しています
  • 「リストラ屋」として名が知られ、極東スポーツの社長として就任し苛烈な苛烈な人員削減を行う一方で株価つり上げで私腹を肥やす蛭間。そこに目を付けた「カラ売り屋」の北川が蛭間たちとの全面対決に挑む分かりやす 「リストラ屋」として名が知られ、極東スポーツの社長として就任し苛烈な苛烈な人員削減を行う一方で株価つり上げで私腹を肥やす蛭間。そこに目を付けた「カラ売り屋」の北川が蛭間たちとの全面対決に挑む分かりやすい勧善懲悪モノ。蛭間のような極悪キャラクターを前面に押し出しつつ、人員整理により路頭に迷うことになった元従業員にもスポットがあたっており様々な視点から物語を楽しめる。一方で金融小説にはよくあるヒリヒリした展開はあまり無く、思ったほどの緊迫感がなく終盤の蛭間のシーンについては→ …続きを読む
    しょう
    2022年10月23日
    49人がナイス!しています
  • 丁度10年前の作品。企業再生のエキスパートの肩書を有する蛭田、短期的な株価動向にのみ執心し、事業の安定継続ができなくなる程のリストラ、そして、ついには粉飾に手を染める。歪み始めたバランスシートに気づいた 丁度10年前の作品。企業再生のエキスパートの肩書を有する蛭田、短期的な株価動向にのみ執心し、事業の安定継続ができなくなる程のリストラ、そして、ついには粉飾に手を染める。歪み始めたバランスシートに気づいた空売りファンドによる勧善懲悪もの。まあ、今時だと事業戦略もろくに描けない杜撰な計画などはないだろうし、ここまでのレベルはさすがに非現実的ですよね。10年前かぁ、リーマンショック直後の世相を反映してたんだろうな。 …続きを読む
    TATA
    2019年12月27日
    30人がナイス!しています

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