百年法 上
2013年 第66回 日本推理作家協会賞
2013年 第66回 日本推理作家協会賞
2013年 第66回 日本推理作家協会賞
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
凄いぞ。面白いぞ。読み始めたら途中でやめることは絶対にできない。もう一気読みである。
――北上次郎(文芸評論家)
やっぱり人間を信じよう。そう素直に思えるラストに感動した。
――瀧井朝世(ライター)
これは我々の進むべき道を示した、エンターテインメントという啓示だ。
――貴志祐介(作家)
100年きりの命なんて!僕なら死から永遠に逃げます。そうでしょう?
――えすのサカエ(『未来日記』漫画家)
今世紀の「悪夢」の先に見えるのは、地獄か、光か――
人類、必読。
――大野更紗(作家)
この作品はすごく衝撃だった。感動、驚きというよりも読んでいてとても怖かった。決してこれがフィクションだと思えない。400頁にも及ぶ長編だったが息つく暇もなく一気に読んでしまった。夜も徹するくらい夢中になってしまった本に久しぶりに出会いました。(ぶらっくほーるさん)
サスペンスともSFとも違うこの作品。登場人物への感情移入がしやすく、よりリアルに作品を感じることが出来ました。ラストスパートのかけかたは圧巻です。あくまでも「リアル」に。あくまでも「人間らしく」。命の意味と人間の人生について深く考えさせられました。(ふくちゃんさん)
この小説にはとにかく考えさせられた。自分だったらどうするのか、HAVIを受けるのか受けないのか、百年法に従って死ぬのか、拒否者となるのか。この小説の中にも、様々な選択をする人がいたが、そのどれもに理由があり、その理由もすごく分かるなと思った。正解も、不正解もない問題なのだろう、と。(はてなっちさん)