怪談熱

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043834075
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怪談熱

  • 著者 福澤 徹三
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043834075

この世には、聞いてはならない話がある……。

怪談会で聞いてはいけない話を聞いてしまった末に……背筋も凍る表題作の他、過去を隠しセレブ妻におさまった女が昔の同僚との再会を機に想像を絶する恐怖に見舞われる「再会」など9編を収めた短編集。 怪談会で聞いてはいけない話を聞いてしまった末に……背筋も凍る表題作の他、過去を隠しセレブ妻におさまった女が昔の同僚との再会を機に想像を絶する恐怖に見舞われる「再会」など9編を収めた短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「怪談熱」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 福澤ホラーは、もはや人間と化け物(幽霊など)の境界線がぼやけて霞んでしまっている。その境界の危うさが、一種の恐怖感を生み出す。読者を自分(人間の立ち位置)としての不安定感が嫌悪感に誘う。本書は実話怪談 福澤ホラーは、もはや人間と化け物(幽霊など)の境界線がぼやけて霞んでしまっている。その境界の危うさが、一種の恐怖感を生み出す。読者を自分(人間の立ち位置)としての不安定感が嫌悪感に誘う。本書は実話怪談というよりも、より物語性を高めた全9作品のよって編まれている。福澤怪談ワールドを十分に堪能できる一冊。 …続きを読む
    ヴェルナーの日記
    2021年04月08日
    225人がナイス!しています
  • ホラー短編集。陰鬱な空気を味わうものから少年時代のノスタルジックなもの、筒井康隆を思わせる不条理なものまで幅広く収録されている。印象に残ったのはひたすら不条理に苛まれる「猿島」だけど、熱に浮かされたよ ホラー短編集。陰鬱な空気を味わうものから少年時代のノスタルジックなもの、筒井康隆を思わせる不条理なものまで幅広く収録されている。印象に残ったのはひたすら不条理に苛まれる「猿島」だけど、熱に浮かされたような文体で語られる表題作や生活に追い詰められた様子が息苦しい「ブラックアウト」の鬱々とした雰囲気も嫌いじゃない。特に「ブラックアウト」の生活がどうしようもないのに、そこからさらに追い詰められていく様は後年の社会的な作品を思わせる。著者の怪談以外の小説もいいが、こういう形が一番引き出しの多さを表していると思う。 …続きを読む
    HANA
    2018年12月02日
    56人がナイス!しています
  • 怪談にサラリとミステリーテイストが加味され、怖さを感じつつも面白いと思わされる。福澤先生の怪談本好きだわー。 怪談にサラリとミステリーテイストが加味され、怖さを感じつつも面白いと思わされる。福澤先生の怪談本好きだわー。
    ヒロくま
    2018年02月01日
    25人がナイス!しています

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