歌集 葦舟 角川短歌叢書

歌集 葦舟 角川短歌叢書

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年12月18日
判型:
四六判
ページ数:
212
ISBN:
9784046217509

歌集 葦舟 角川短歌叢書

  • 著者 河野 裕子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年12月18日
判型:
四六判
ページ数:
212
ISBN:
9784046217509

歌が無ければ、たぶん私は病気に負けてしまっただろう…渾身の作品

再発した癌と正面から闘い歌を作り続ける著者の、迢空賞を受賞した『母系』に続く第十四歌集。「これからも今までのように全力で歌を作っていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」。 再発した癌と正面から闘い歌を作り続ける著者の、迢空賞を受賞した『母系』に続く第十四歌集。「これからも今までのように全力で歌を作っていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 葦舟 角川短歌叢書」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 河野裕子の第14歌集。「あとがき」に「『葦舟』が最後の歌集とならないよう、これからも今までのように全力で歌を作り、エッセイを書いていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」と記していたが、 河野裕子の第14歌集。「あとがき」に「『葦舟』が最後の歌集とならないよう、これからも今までのように全力で歌を作り、エッセイを書いていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」と記していたが、結局、これが彼女の生前に刊行された最後の歌集となった。64歳で亡くなる前、5年間の彼女の生の、そして歌の軌跡がこれである。癌が再発した後も、彼女は生活者として家事をこなし、歌を詠み続けていた。そんな中でのこの歌集にはしばしば死の影がよぎる。彼女はけっしてそれに抵抗したのではない。受け入れたのだと思う。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2024年10月27日
    219人がナイス!しています
  • 『母系』に続く河野裕子晩年の歌集。読み手の心を激しく揺さぶる素晴らしい歌集だった。この歌人の言葉は熱く、重たい。短歌という短い形式の中に自分の存在の全てを詰め込んで、一読忘れられないような作品を作り上 『母系』に続く河野裕子晩年の歌集。読み手の心を激しく揺さぶる素晴らしい歌集だった。この歌人の言葉は熱く、重たい。短歌という短い形式の中に自分の存在の全てを詰め込んで、一読忘れられないような作品を作り上げる。この歌集では後半になると、病気との闘いが多く表現されるようになり、読んでいると胸が苦しくなった。病気には勝てないと思いながら、それでも気力を振り絞って歌を作り続ける。歌がこの歌人の支えであり、歌を詠むことで自らの命を支えた生き方に力強く励まされた。「一日に何度も笑ふ笑ひ声と笑ひ顔を君に残すため」 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2018年03月08日
    106人がナイス!しています
  • 再発した癌と正面から闘い歌を作り続ける著者の、迢空賞を受賞した『母系』に続く第十四歌集。「これからも今までのように全力で歌を作っていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」。「誰からも静 再発した癌と正面から闘い歌を作り続ける著者の、迢空賞を受賞した『母系』に続く第十四歌集。「これからも今までのように全力で歌を作っていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」。「誰からも静かに離れてゆきし舟 死にたる母を葦舟と思ふ」「家、財産よりも大事なひとがゐることが大事、真水のやうな娘のことば」「葉を描くにみどりの絵の具は要らないと絵を描く姪が教へてくれぬ」「はつかなる風のあるらし陽の方(かた)へさくら花びら透きつつ流る」 …続きを読む
    双海(ふたみ)
    2023年06月23日
    8人がナイス!しています

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