ボクサー

ボクサー

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年01月23日
判型:
文庫判
ページ数:
336
ISBN:
9784041789896
label

ボクサー

  • 著者 吉村 達也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年01月23日
判型:
文庫判
ページ数:
336
ISBN:
9784041789896

恐怖と苦悩の末に元チャンピオンが選んだ結末とは? 吉村ホラーの新境地!

世界王者の芹沢哲が異常に気づいたのは、タイトル防衛戦の最中だった。体が徐々に女性化しているのだ! リングに立てず、誹謗中傷の嵐が浴びせられる。異変を恐れ、追い詰められ、パニックに陥る彼だったが。 世界王者の芹沢哲が異常に気づいたのは、タイトル防衛戦の最中だった。体が徐々に女性化しているのだ! リングに立てず、誹謗中傷の嵐が浴びせられる。異変を恐れ、追い詰められ、パニックに陥る彼だったが。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「ボクサー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 15年前の角川ホラー文庫。変なあらすじに魅かれて購入し、実際読んでみると変な作品なのだが読ませる力が凄いし小説としてちゃんと面白い。自分のアイデンティティとして男性性に拘るチャンピオンの芹沢の描写を中心 15年前の角川ホラー文庫。変なあらすじに魅かれて購入し、実際読んでみると変な作品なのだが読ませる力が凄いし小説としてちゃんと面白い。自分のアイデンティティとして男性性に拘るチャンピオンの芹沢の描写を中心に芹沢が所属するジムの会長とトレーナー、妻、対戦相手であり義弟である翔介…とひとつの試合の合間に様々な登場人物の関係や因縁、思惑が駆け巡る描写が鮮やかで映画的な雰囲気がある。芹沢のミソジニー的な言葉にちょいちょいヒヤヒヤさせられるものの、ではどうしてそういう言動をするに至ったかが物語の焦点になってもいる。 …続きを読む
    佐倉
    2025年10月04日
    16人がナイス!しています
  • これがホラーなのかと問われてしまうと、背筋がゾクゾクする怖さは全くない。だけど自分の身に置き換えて考えると、精神的に辛くなる恐怖は感じる。『マタンゴ』を読んだときも思ったけど、あらすじ読むと馬鹿らしい これがホラーなのかと問われてしまうと、背筋がゾクゾクする怖さは全くない。だけど自分の身に置き換えて考えると、精神的に辛くなる恐怖は感じる。『マタンゴ』を読んだときも思ったけど、あらすじ読むと馬鹿らしい気がするものでも、読んでみると案外よく考えられていて面白い。吉村作品は、そんなのが多いような気がします。 …続きを読む
    ペトロトキシン
    2017年06月08日
    13人がナイス!しています
  • 『男らしさ』が自慢だった男が女性化していくストーリー。 ホラーではない気がしましたが、作品としては考えさせられるものがあったので、成功していたと思います。 『男らしさ』が自慢だった男が女性化していくストーリー。 ホラーではない気がしましたが、作品としては考えさせられるものがあったので、成功していたと思います。
    そのぼん
    2012年03月31日
    11人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品