東京ヴァンパイア・ファイナンス

第15回 電撃小説大賞 銀賞

東京ヴァンパイア・ファイナンス

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年02月10日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
312
ISBN:
9784048675192
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第15回 電撃小説大賞 銀賞

東京ヴァンパイア・ファイナンス

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年02月10日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
312
ISBN:
9784048675192

新人賞四冠の驚異の才能が贈る、狂騒のハードスケジュール群像劇、登場!

 真夜中に出没し、超低金利で高額融資をする『090金融』ヴァンパイア・ファイナンスを営む万城小夜。今夜も獲物=融資客を求めて蠢く。
 デート終わりの送りオオカミをめざす日野健壱。 性転換手術をしようとしている大田美佐季。 振り込め詐欺グループに復讐を目論む『やえざくらの会』の老人たち。 ドラッグ・デザイナーを辞めたがっている濱田しずか。 都会のアンダーグラウンドで息する彼らは小夜に出会い、融資をうけるかわりに自身の問題に首を突っ込まれまくる。そして、債務者それぞれ衝動や欲望をフルスロットルにし、ひしめきあって無限に増殖するのだった──!!
 真夜中に出没し、超低金利で高額融資をする『090金融』ヴァンパイア・ファイナンスを営む万城小夜。今夜も獲物=融資客を求めて蠢く。
 デート終わりの送りオオカミをめざす日野健壱。 性転換手術をしようとしている大田美佐季。 振り込め詐欺グループに復讐を目論む『やえざくらの会』の老人たち。 ドラッグ・デザイナーを辞めたがっている濱田しずか。 都会のアンダーグラウンドで息する彼らは小夜に出会い、融資をうけるかわりに自身の問題に首を突っ込まれまくる。そして、債務者それぞれ衝動や欲望をフルスロットルにし、ひしめきあって無限に増殖するのだった──!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「東京ヴァンパイア・ファイナンス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ヴァンパイアものかと思ってたら違ってました。個人的に大注目の作家さん、真藤順丈さんの電撃文庫作品。超低金利で高額融資をしてくれる闇金「ヴァンパイアファイナンス」、巨額な資金を動かすのは金の犬歯をもつうら ヴァンパイアものかと思ってたら違ってました。個人的に大注目の作家さん、真藤順丈さんの電撃文庫作品。超低金利で高額融資をしてくれる闇金「ヴァンパイアファイナンス」、巨額な資金を動かすのは金の犬歯をもつうら若き万城小夜。彼女に目をつけられた4人の一人称で語られる物語は勢いがあり、会話だけで誰が話しているかが分かるキャラ造りや構成も面白い。そして何だかんだ言いながらも主人公万城に引き付けられていく4人がいいですねぇ。知り合いたい様な知り合いたくないような、でも決して敵には回したくない万城小夜、良かったです。 …続きを読む
    Bugsy Malone
    2017年05月21日
    65人がナイス!しています
  • 第15回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。著者は他にも新人賞を三つとり四冠。のちに直木賞作家になる。こうみると15回は川原礫さんが大賞、蒼山サグさんが銀賞と化物揃いの年だと思わされますね。物語の内容は金貸し群像劇 第15回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。著者は他にも新人賞を三つとり四冠。のちに直木賞作家になる。こうみると15回は川原礫さんが大賞、蒼山サグさんが銀賞と化物揃いの年だと思わされますね。物語の内容は金貸し群像劇という変わり種です。勢いがあるだけ粗もある。だが物語の筋がしっかりしてるので、最後まで楽しめます。締め方が割と下手。タイトルにあるヴァンパイアはこの時代背景を考えると耳タコだと思いますが、少し違った角度ブログにてhttps://sui-sei.net/東京ヴァンパイアファイナンス/ …続きを読む
    ☆彗星☆
    2021年09月15日
    43人がナイス!しています
  • 【物語6】電撃文庫である。そしてヴァンパイアで貸金とくれば、ほとんどどんな作品か見え見えでないか。流石に今さらこんなの読むものか、と思っていたが、稀代の物語作家ではないかと目している真藤順丈のこと、何 【物語6】電撃文庫である。そしてヴァンパイアで貸金とくれば、ほとんどどんな作品か見え見えでないか。流石に今さらこんなの読むものか、と思っていたが、稀代の物語作家ではないかと目している真藤順丈のこと、何かやらかしているのではないか、と念のため読んでみた。果たして、やらかしていた。■確かに、電撃文庫の形式に則っていて、擬態語連発で夜の東京を猛スピードで突っ走っている。しかしその疾走感がただごとでない。徹底して夜だけの描写、畳みかけるような場面転換、ドラッグや暴力団やキャバレーといったお馴染みの素材の中に、↓ …続きを読む
    翔亀
    2021年09月15日
    31人がナイス!しています

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著者紹介

真藤 順丈(しんどう じゅんじょう)

1977年東京都生まれ。2008年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、『地図男』で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞など、主要新人賞4賞を受賞し注目を集める。ほかの著書に『RANK』『バイブルDX』『畦と銃』『七日じゃ映画は撮れません』『しるしなきもの』『黄昏旅団』などがある。

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