浄土の帝

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784043659050
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浄土の帝

  • 著者 安部 龍太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784043659050

この世を浄土にしたかった帝!

末法の世、平安末期。貴族たちの抗争は皇位継承をめぐる骨肉の争いと結びつき、鳥羽院崩御を機に戦乱の炎が都を包む。朝廷が権力を失っていく中、自らの存在意義を問い理想を追い求めた後白河帝の半生を描く。 末法の世、平安末期。貴族たちの抗争は皇位継承をめぐる骨肉の争いと結びつき、鳥羽院崩御を機に戦乱の炎が都を包む。朝廷が権力を失っていく中、自らの存在意義を問い理想を追い求めた後白河帝の半生を描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「浄土の帝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2008/12/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/3/21〜3/26 2年半ぶりの安部作品。保元・平治の乱、という名前は武士の台頭と絡ませて教わるが、どのようないきさつであったか、についてはほとんど知らなか 2008/12/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/3/21〜3/26 2年半ぶりの安部作品。保元・平治の乱、という名前は武士の台頭と絡ませて教わるが、どのようないきさつであったか、についてはほとんど知らなかった。本作品は、後白河天皇を主人公にその顛末が描かれている。あまり他の作品で読んだことのない歴史的事件であったので、大変面白く読めた。 …続きを読む
    gonta19
    2019年03月26日
    115人がナイス!しています
  • 「日本一の大天狗」のイメージが変わった。兄弟、家族、公家達との政治的な駆け引きに後白河天皇の心は日々すり減っていたのだろう。それが、やがて自分の政治的な野望を強引に実現しようとするのだから、やっぱり権 「日本一の大天狗」のイメージが変わった。兄弟、家族、公家達との政治的な駆け引きに後白河天皇の心は日々すり減っていたのだろう。それが、やがて自分の政治的な野望を強引に実現しようとするのだから、やっぱり権力は人の心を蝕む怖いものなんだと改めて感じた。 …続きを読む
    あっこ
    2014年01月12日
    15人がナイス!しています
  • 公家社会にこそ興味あれ、今までそんなに後白河帝に興味をもてず。大河を機に興味をもった悪左府・頼長が登場するので読んでみた。この小説では後白河帝の前半生しか描かれないものの、周りに流され意のままには生き 公家社会にこそ興味あれ、今までそんなに後白河帝に興味をもてず。大河を機に興味をもった悪左府・頼長が登場するので読んでみた。この小説では後白河帝の前半生しか描かれないものの、周りに流され意のままには生きられない天子としての苦悩や、時の流れが実の兄を追い落とす様を座して見ていなければならなかったり、実の子と対立しなければならない哀しさはじゅうぶん伝わってきた。公家たちもたくさん登場するし、架空の人物の活躍も面白かった。ただ、ラストの描写はどうしちゃったんだろうって、私的には思ってしまった。 …続きを読む
    雛子
    2013年04月20日
    15人がナイス!しています

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