七月のクリスマスカード

七月のクリスマスカード

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784048738538

七月のクリスマスカード

  • 著者 伊岡 瞬
  • 装丁 角川書店装丁室 高柳雅人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784048738538

もう涙なんて忘れてしまった……。

深い喪失感を抱く少女は、ある初老の男と出会い、互いに何かを見いだそうとした……。横溝正史ミステリ大賞を満場一致で受賞してデビューした実力派が描く、迫真のサスペンス! 深い喪失感を抱く少女は、ある初老の男と出会い、互いに何かを見いだそうとした……。横溝正史ミステリ大賞を満場一致で受賞してデビューした実力派が描く、迫真のサスペンス!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「七月のクリスマスカード」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 小6の美緒は、アル中の母、まだ赤ちゃんだった末っ子を殺してしまった弟の充の3人暮らし。父は家出し、既に新しい家庭をもっている。いじめにあい孤立していた美緒は、叔母薫の知人元検事で障害のある永瀬と知り合 小6の美緒は、アル中の母、まだ赤ちゃんだった末っ子を殺してしまった弟の充の3人暮らし。父は家出し、既に新しい家庭をもっている。いじめにあい孤立していた美緒は、叔母薫の知人元検事で障害のある永瀬と知り合う。永瀬はかつて娘を誘拐され、その事件は未解決だった。そして大人になった美緒は、永瀬との交流によって強い女性に、そして母を見捨てることなく向かい合える女性となっていく。終盤は永瀬の娘瑠璃の行方と事件を追っていく。そしてそこには悲しい真実が…弟充はどうなったのか。読みたかった文庫「瑠璃の雫」は本作の改題かな? …続きを読む
    モルク
    2021年05月11日
    93人がナイス!しています
  • 読んだことがない作家さんだったが最近目にする機会が多い気がして、一回読んでみよう、と借りてみました。複雑な家庭で育った主人公と元検事の交流、少しずつわかってくる状況に何が起こるのかな?と興味を惹かれ、 読んだことがない作家さんだったが最近目にする機会が多い気がして、一回読んでみよう、と借りてみました。複雑な家庭で育った主人公と元検事の交流、少しずつわかってくる状況に何が起こるのかな?と興味を惹かれ、割と短い時間で読めました。悪い人が捕まって裁かれないのがモヤっとしましたが、ラストに行くにつれて、え?!そうなの?という展開もあり、最後は爽やかとは言わないまでもそういう方向でいくのね、と納得。ほかの作品も読んでみようと思います。 …続きを読む
    ころりんぱ
    2021年07月15日
    36人がナイス!しています
  • 母親はアル中、父親は昔家を出て行ったきり音信不通という家庭で幼い弟と二人、辛抱強く生きる小学生の少女と、娘を誘拐され、生死も判らぬまま歳老いてしまった元検事が出会い、お互いの心を探りあいながら距離を縮 母親はアル中、父親は昔家を出て行ったきり音信不通という家庭で幼い弟と二人、辛抱強く生きる小学生の少女と、娘を誘拐され、生死も判らぬまま歳老いてしまった元検事が出会い、お互いの心を探りあいながら距離を縮め、近づいた先に突然の悲劇に見舞われて…。二人の出会い、検事の過去、現在の三章からなっていて、誘拐事件の謎に迫る二章から話が突然動きだして惹きつけられて、三章の少女の家庭の過去の事件の真相に唖然。永瀬さん、美緒と出会えて最後に少しは救われたのかな。そして叔母の薫さん、過去のいきさつがあるとはいえ、何と良い人。 …続きを読む
    uririn
    2017年03月22日
    31人がナイス!しています

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