しにがみのバラッド。(10)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784840237550
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しにがみのバラッド。(10)

  • 著者 ハセガワ ケイスケ
  • イラスト 七草
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784840237550

モモが伝える優しさは、あなたの孤独にきっと届く……。

 行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。
 ――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
 行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。
 ――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「しにがみのバラッド。(10)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 割と良かった。「花の夢」「世界の終わりにハミングを」は正直中途半端で話の終わり方も含めて好きじゃないけど「炭酸水と透明のキミへ」が良かったのでプラマイ0といった感じ。設定自体はありきたりですが話の雰囲 割と良かった。「花の夢」「世界の終わりにハミングを」は正直中途半端で話の終わり方も含めて好きじゃないけど「炭酸水と透明のキミへ」が良かったのでプラマイ0といった感じ。設定自体はありきたりですが話の雰囲気と文体が合っているしにバラらしい話だったと思う。ただ気になる所がモモの出番がかなり少なかった所ですね。モモとアンの話も佳境を迎えたっぽいが扱いが薄すぎるせいで盛り上がりにくいのが残念。 …続きを読む
    まりも
    2014年12月18日
    15人がナイス!しています
  • 内容(「BOOK」データベースより) 行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界 内容(「BOOK」データベースより) 行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。―少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。 …続きを読む
    ソラ
    2010年06月18日
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  • 少し持ち直したかと。やっぱり、詩なのか物語なのかよく分からない叙情的な叙述が中心になるよりも、もっと小説としての体裁をもった作品を読みたいと思うのです。 少し持ち直したかと。やっぱり、詩なのか物語なのかよく分からない叙情的な叙述が中心になるよりも、もっと小説としての体裁をもった作品を読みたいと思うのです。
    KUWAGATA
    2016年12月08日
    6人がナイス!しています

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