白の鳥と黒の鳥

白の鳥と黒の鳥

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048735742

白の鳥と黒の鳥

  • 著者 いしい しんじ
  • デザイン 池田 進吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048735742

なつかしくて斬新で暖かい。極上の短篇小説集を読む喜び。

物語の曲芸師いしいしんじが一篇一篇、魅惑的に語り進める、短篇小説の楽しさがぎゅっと詰まった珠玉の一冊です。 物語の曲芸師いしいしんじが一篇一篇、魅惑的に語り進める、短篇小説の楽しさがぎゅっと詰まった珠玉の一冊です。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「白の鳥と黒の鳥」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 奇妙でそこはかとなく哀愁漂う寓話的な短編集。不条理と闇。白より黒の要素が強かった。ダークいしいさん。 奇妙でそこはかとなく哀愁漂う寓話的な短編集。不条理と闇。白より黒の要素が強かった。ダークいしいさん。
    ままこ
    2018年10月11日
    63人がナイス!しています
  • いしいしんじの物語はどれも、一見心温まる感じがしたとしても、どこかに狂気が潜んでいるような気がしてなんだか怖いと思う。そんな中でもこれは、これまで読んだ著者のどの作品より人間の黒い部分やいやらしさを引 いしいしんじの物語はどれも、一見心温まる感じがしたとしても、どこかに狂気が潜んでいるような気がしてなんだか怖いと思う。そんな中でもこれは、これまで読んだ著者のどの作品より人間の黒い部分やいやらしさを引き出している話が目立って印象的で、気分が悪くなってしまいました。感情の生理的な部分を揺さぶるところに著者の意図と凄さを感じます。(人間の白い部分に焦点を当てた話も入っています。でもやはりどこかにちょっと…)「世界のはしっこで生きぬく幸福な物語」という帯の文句の狙いは?帯を素直に信じてはいけない本です。 …続きを読む
    (C17H26O4)
    2018年09月16日
    50人がナイス!しています
  • グリム童話の様に残酷・ブラック・あだるとな短編集。独特なシュールな世界観で現実と異空間を行ったり来たり。白と黒、光と闇の様に相対するものがテーマになっている話が多い気がした。その中で、妙に現実味溢れる グリム童話の様に残酷・ブラック・あだるとな短編集。独特なシュールな世界観で現実と異空間を行ったり来たり。白と黒、光と闇の様に相対するものがテーマになっている話が多い気がした。その中で、妙に現実味溢れる「紫の化粧」…年増のオカマ、独り身のマコ。夜スナックで働いた後は、鏡で自分を直視できず、暗闇でごましおの髭を剃り、皺に深く入り込んだファンデを落とす。年老いた母。寂しい現実だが、風水を信じ、部屋全体を紫で統一し、「おリンゴ、おリンゴ」と無理矢理自分を上げて行こうという女(?)心。笑っていいのかどうなのか…。 …続きを読む
    bianca
    2013年11月30日
    31人がナイス!しています

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