白い部屋で月の歌を

第10回 日本ホラー小説大賞 短編賞

白い部屋で月の歌を

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年11月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043735013
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第10回 日本ホラー小説大賞 短編賞

白い部屋で月の歌を

  • 著者 朱川 湊人
  • デザイン 田島 照久
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年11月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043735013

詩情あふれる文章、斬新な設定がスパークする期待の新人

ジュンは除霊のアシスタントを務める少年だ。様々な霊魂を自分の体内に受け入れる際、白い部屋に自分がいるように見える。ある日、少女エリカと白い部屋で出会ったジュンはその面影に恋してしまったのだが。 ジュンは除霊のアシスタントを務める少年だ。様々な霊魂を自分の体内に受け入れる際、白い部屋に自分がいるように見える。ある日、少女エリカと白い部屋で出会ったジュンはその面影に恋してしまったのだが。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「白い部屋で月の歌を」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者・朱川湊人氏は慶應大卒後、出版会社に勤務しながら執筆活動するも、なかなか芽が出ずにいた苦労人。しかし、作風をホラー作品に換え、2002年にデビューする。ホラー作品といえば、エログロなイメージを抱きやす 著者・朱川湊人氏は慶應大卒後、出版会社に勤務しながら執筆活動するも、なかなか芽が出ずにいた苦労人。しかし、作風をホラー作品に換え、2002年にデビューする。ホラー作品といえば、エログロなイメージを抱きやすいが、本作『白い部屋で月の歌を』は、イノセンスで透明感のある世界が広がっている。いわば、ホラー版"イノセント・ブルー"といった感じだろうか!?また、『鉄柱(クロガネノミハシラ)も、通常のホラー作品とは一線を画している読み応えのある仕上がりになっている俊作。 …続きを読む
    ヴェルナーの日記
    2021年04月19日
    301人がナイス!しています
  • 中編2作が収められています。表題作と「鉄柱」で両方とも新しいホラーのような感じで楽しめました。表題作では語り手がどのような人物か気になっていましたが最後に明らかになります。「鉄柱」の方はこの鉄柱がある 中編2作が収められています。表題作と「鉄柱」で両方とも新しいホラーのような感じで楽しめました。表題作では語り手がどのような人物か気になっていましたが最後に明らかになります。「鉄柱」の方はこの鉄柱がある地域自体が問題となります。読んでいて三津田さんと澤村さんとをイメージしました。 …続きを読む
    KAZOO
    2021年05月15日
    102人がナイス!しています
  • タイトル作は、霊魂を体内に入れ除霊のアシスタントをするジュンの物語。「白い部屋」に霊魂を閉じ込め鉗子で除去するイメージが面白いですね。男に刺され魂が抜けた女子に恋してしまったジュンに、庇護者の霊媒師 タイトル作は、霊魂を体内に入れ除霊のアシスタントをするジュンの物語。「白い部屋」に霊魂を閉じ込め鉗子で除去するイメージが面白いですね。男に刺され魂が抜けた女子に恋してしまったジュンに、庇護者の霊媒師は…。おっ!となる意外で残酷なラストが良い!「鉄柱」は、人生最良の日に自死=満足死を選択できる町の物語。不倫がバレて左遷された男。優しさに溢れる町に違和感を感じる男とその妻は、やがてミハシラと呼ばれる鉄柱での縊死を寿ぐ習慣に気づくのだった…。哀しいラストを迎えますが、死と生について考えさせられる作品です。 …続きを読む
    hit4papa
    2021年02月11日
    85人がナイス!しています

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