- 著者 若合 春侑
- 装丁 鈴木成一デザイン室
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2003年07月03日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784048734707
蜉蝣
- 著者 若合 春侑
- 装丁 鈴木成一デザイン室
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2003年07月03日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784048734707
肉体と精神の限界、愛憎、性、心の闇、男女の濃密な世界を描く話題作!
昭和初期の東京。カフェの女給の帰依は、上野の美校で裸体モデルをしていた。画学生、謎めいた絵葉書屋、緊縛絵の画家との出会いで、帰依の人生は思いがけない方向にねじれていく……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「蜉蝣」感想・レビュー
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★★★★+ 蜉蝣《かげろう》とは《ふゆう》とも読むそうで、《ふゆう》と言われるとふわふわと浮いている霊魂を連想するのだけれども、そんな愛らしいものでは全く無く、言うなれば奈落の底で救済を懇願する生霊(本来 …続きを読む2009年05月01日23人がナイス!しています
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★★★★☆読んだ後に失神してしまいそうだった。後味がキムチを食べた後の様だ。 痛くて、切なくて、汗を握る卑猥な…話。 幸せとは…そんな基本的な哲学を模索している自分がいた。 自分にとっ …続きを読む2009年03月15日12人がナイス!しています
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少し前に読んだ本の解説に「半分死んでいる日本語を使うことによってその時代の風景に溶け込んでいく」というくだりがあった。この小説も正字正仮名遣いが用いられ、また文体からも昭和初期の匂いが立ちのぼり、あた …続きを読む2014年11月04日9人がナイス!しています