異界談義

異界談義

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年07月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784048837576

異界談義

  • 著者 京極 夏彦
  • 著者 小松 和彦
  • 著者 常光 徹
  • 著者 池上 良正
  • 著者 鈴木 一馨
  • 著者 山田 慎也
  • 著者 島村 恭則
  • 著者 内田 順子
  • 編者 国立歴史民俗博物館
  • デザイン 角川書店装丁室
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年07月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784048837576

日本が世界に誇る文化、妖怪、異界について考える

作家京極夏彦氏と異界研究の第一人者小松和彦氏が、日本が世界に誇る妖怪・異界文化について語りあう。さらに死者やあの世、風水など、さまざまな視点から異界について考察する。異界を知るための入門書。 作家京極夏彦氏と異界研究の第一人者小松和彦氏が、日本が世界に誇る妖怪・異界文化について語りあう。さらに死者やあの世、風水など、さまざまな視点から異界について考察する。異界を知るための入門書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「異界談義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 死者の未来を描く供養額絵。未婚で死んだ人の供養に花嫁人形を奉納するのも未来を見せているのだろう。妖怪はモノではなくコト。「死人に口なし」は江戸期に現れた言葉。それ以前の死者とは語れる存在だった。今もイ 死者の未来を描く供養額絵。未婚で死んだ人の供養に花嫁人形を奉納するのも未来を見せているのだろう。妖怪はモノではなくコト。「死人に口なし」は江戸期に現れた言葉。それ以前の死者とは語れる存在だった。今もイタコの口寄せなど死者と語ることがある。風水の歴史。もとはかまど型の土地が最上だった。四方を山に囲まれているの。四神相応も元はみな山。十世紀に四神の性格から川や水などが言われるようになった。平安京はどちらの意味でも四神相応だが、作られた時代には川や水を含む風水はまだ生まれていない。 …続きを読む
    Hiroh
    2021年08月06日
    18人がナイス!しています
  • 主に妖怪などの怪異について書かれた本。京極夏彦さんの文は短いながらも妖怪について明快に論じていて入門に最適。個人的にはハロウィンのルーツが理解できたこと、韓国でも日本と酷似した怪談が流布されていること 主に妖怪などの怪異について書かれた本。京極夏彦さんの文は短いながらも妖怪について明快に論じていて入門に最適。個人的にはハロウィンのルーツが理解できたこと、韓国でも日本と酷似した怪談が流布されていることが面白くてよかった。 …続きを読む
    佐島楓
    2012年01月13日
    17人がナイス!しています
  • もともと妖怪はコト。鬼は死霊の魂。異界とはすぐ隣にあり何かの拍子に踏み込んでしまう今いる世界と違う異質な世界。中々今の世の中では、憑依や占いや妖怪などは娯楽として(パフォーマンス的に)作られたものと思 もともと妖怪はコト。鬼は死霊の魂。異界とはすぐ隣にあり何かの拍子に踏み込んでしまう今いる世界と違う異質な世界。中々今の世の中では、憑依や占いや妖怪などは娯楽として(パフォーマンス的に)作られたものと思って信じきれないけれど、その成立ちに思いいたると、それを心底信じていた(いる)人々の心情が判るような気がする。昔から、人間っていろいろ判らないことが多いと、物語を作って納得したいんだなぁ……。 …続きを読む
    eirianda
    2014年05月29日
    3人がナイス!しています

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