道順は彼女に訊く

道順は彼女に訊く

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041371930
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道順は彼女に訊く

  • 著者 片岡 義男
  • カバー写真 片岡 義男
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041371930

5年前に当然失踪した美人OL。彼女の行方は・・・・・・

「新聞社の調査部の美人OL失踪」という5年前の記事に興味を持ったフリーライターが、彼女の追跡を始める。しかし、追うごとに彼女の痕跡は消されていた・・・・・・。 「新聞社の調査部の美人OL失踪」という5年前の記事に興味を持ったフリーライターが、彼女の追跡を始める。しかし、追うごとに彼女の痕跡は消されていた・・・・・・。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「道順は彼女に訊く」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 片岡義男さんのミステリー。5年前に突然失踪し、今も行方不明である美人OLについて調査していくという内容。自分というものの存在について、ゾワッとくることを感じさせられました。わたしの場合、鏡を見るときよ 片岡義男さんのミステリー。5年前に突然失踪し、今も行方不明である美人OLについて調査していくという内容。自分というものの存在について、ゾワッとくることを感じさせられました。わたしの場合、鏡を見るときより、写真を見るときより、他人から見た自分について聞くときより、自分で自分の名前などを口に出している時に、誰だ?これ?と気が遠くなる時があります。都会派でおしゃれ。エスプレッソばかり飲む主人公。村上春樹をもっとシンプルにした感じで、村上春樹に時々くどさを感じるわたしには片岡さんの方がちょうどよくて好きかも。 …続きを読む
    ほほほ
    2014年09月27日
    25人がナイス!しています
  • 《購入本》97年刊行。なるほど片岡義男の小説はこういうように変化し発展していったのかと読み手に思わせる作品だった。いわゆる角川文庫の赤表紙の頃の作品とは趣きを異にして、確固たるストーリー性の作品となって 《購入本》97年刊行。なるほど片岡義男の小説はこういうように変化し発展していったのかと読み手に思わせる作品だった。いわゆる角川文庫の赤表紙の頃の作品とは趣きを異にして、確固たるストーリー性の作品となっている。ミステリーや推理小説といった枠組をとりながら、一方では以前から片岡義男が描いていた登場人物相互の微妙で快適な距離感・空気感を保ったままの不思議な関係性といったものを失うことなく描き込んでいる。本作品は数ある片岡作品の中でも、あるベクトルが感じられる秀作であり、ある意味、集大成かもしれない。 …続きを読む
    SOHSA
    2024年06月24日
    17人がナイス!しています
  • 実は再読であったことを読み始めて知りました。何故彼女はそうしたのか?ミステリーとしてはスッキリとした解決とは言えないけれど、個人的にはかなり好みであることをいまさらながらに発見。読みようによってはシュ 実は再読であったことを読み始めて知りました。何故彼女はそうしたのか?ミステリーとしてはスッキリとした解決とは言えないけれど、個人的にはかなり好みであることをいまさらながらに発見。読みようによってはシュールな感覚もあり、実は深層心理をくすぐる部分もあり、20年近く前?の初読のころよりも新鮮。未読の片岡さんの本を読んでみようと思います。 …続きを読む
    rakim
    2013年07月21日
    10人がナイス!しています

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