イビサ

イビサ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年12月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041586136
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イビサ

  • 著者 村上 龍
  • デザイン 村上 龍
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年12月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041586136

背徳的破滅ストーリーの長編傑作!

精神病院を退院して三日後にパリにやって来たマチコ。姦淫、交霊、殺人、愛……。旅の過程で様々な経験を重ねる彼女は、「イビサへ」と囁く老婆に従い、また新たな旅を続ける。 精神病院を退院して三日後にパリにやって来たマチコ。姦淫、交霊、殺人、愛……。旅の過程で様々な経験を重ねる彼女は、「イビサへ」と囁く老婆に従い、また新たな旅を続ける。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「イビサ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 元風俗嬢の女性がヨーロッパを旅するなかで、貴族や棄民、ヘルスエンジェルや外国人傭兵などのモラルの欠如している人々と出会い、特別な力を獲得していく。村上春樹はイノセントな少女を巫女として描くが、村上龍は 元風俗嬢の女性がヨーロッパを旅するなかで、貴族や棄民、ヘルスエンジェルや外国人傭兵などのモラルの欠如している人々と出会い、特別な力を獲得していく。村上春樹はイノセントな少女を巫女として描くが、村上龍はインフォマニアの女性のスピリチュアル性を描く。そこでは放浪と他者との出会、性的な交流が媒体として重要なんだと繰り返し語られる。この作品には、若い頃の龍がテーマとしていたドラッグ、料理、暴力、セックスが全部出てくる。とても龍らしい作品だなと思う。 …続きを読む
    キク
    2023年11月19日
    54人がナイス!しています
  • 頑張って第2章まで読んだけれど、面白さが分からないので降参する。SMもレスビアンも暴力も無理。密度が濃い。ブッ○オ○の閉店セールで購入したから惜しくない。 頑張って第2章まで読んだけれど、面白さが分からないので降参する。SMもレスビアンも暴力も無理。密度が濃い。ブッ○オ○の閉店セールで購入したから惜しくない。
    みっちゃんondrums
    2017年12月04日
    18人がナイス!しています
  • 破滅の話なのに哀れとか人情とかを感じさせないドライなのがいい。解離性同一性障害か統合失調症の脳内に入ったような描写も、著者は書くのが大変だったろうけど、新鮮だった。色情狂の女主人公の旅の舞台がフランス 破滅の話なのに哀れとか人情とかを感じさせないドライなのがいい。解離性同一性障害か統合失調症の脳内に入ったような描写も、著者は書くのが大変だったろうけど、新鮮だった。色情狂の女主人公の旅の舞台がフランス〜モナコ〜モロッコ〜スペインというのも、イメージぴったり。バブル時代の東京の章は、なんだか今読むとそりゃ病気にもなるわ、と思う。あの時みんな躁的でおかしかったよね。 …続きを読む
    eirianda
    2016年07月12日
    13人がナイス!しています

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