この闇と光

この闇と光

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041785041
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この闇と光

  • 著者 服部 まゆみ
  • イラスト 鈴木 一誌
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041785041

優美な謎と繊細な叙述トリックで綴られた、ゴシック・ロマンの傑作!

父王が失脚し、森の中の別荘に幽閉された盲目の姫君・レイア。父と召使いのダフネだけがレイアの世界の全てだった。ところがある日、レイアがそれまで信じてきた世界は、音を立てて崩れ去ってしまう――。 父王が失脚し、森の中の別荘に幽閉された盲目の姫君・レイア。父と召使いのダフネだけがレイアの世界の全てだった。ところがある日、レイアがそれまで信じてきた世界は、音を立てて崩れ去ってしまう――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「この闇と光」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 幽閉された盲目の姫君レイアの物語である。 優しい国王である父と 意地悪な侍女ダフネ …まるでお伽話のように 物語は進む。 著者は読者をどこに導こうとしているのか? 中盤からのドンデン返しの連続はお見事だが 幽閉された盲目の姫君レイアの物語である。 優しい国王である父と 意地悪な侍女ダフネ …まるでお伽話のように 物語は進む。 著者は読者をどこに導こうとしているのか? 中盤からのドンデン返しの連続はお見事だが、 ミステリーというよりも 蠱惑的な お伽話という読後感だった。 …続きを読む
    遥かなる想い
    2024年02月09日
    98人がナイス!しています
  • 始まりは監禁された盲目のお姫様のレイアとその父親。 そしてレイアを執拗にいじめる侍女のダフネ。 この3人で展開されていくが、次第にレイアはそこから脱出することに。 ところどころ感じる違和感は中盤辺りで解消 始まりは監禁された盲目のお姫様のレイアとその父親。 そしてレイアを執拗にいじめる侍女のダフネ。 この3人で展開されていくが、次第にレイアはそこから脱出することに。 ところどころ感じる違和感は中盤辺りで解消される。 なぜ監禁されていたかや、父親とダフネの存在に、レイアの正体まで。 そして終盤は何故こういうことを実行したのかの真相が語られていく。 この職業であれば論理的に納得できるのが上手いところ。 …続きを読む
    オーウェン
    2021年03月21日
    57人がナイス!しています
  • 盲目のレイアは父から一身の愛情を捧げられ、俗物を蔑むことと高尚なる知識と書物を教えられる。一方では監視役のダフネから敵意と憎悪に怯えて暮らす。「ずっとお城で暮らしている」のような閉じられ、甘くて昏い居 盲目のレイアは父から一身の愛情を捧げられ、俗物を蔑むことと高尚なる知識と書物を教えられる。一方では監視役のダフネから敵意と憎悪に怯えて暮らす。「ずっとお城で暮らしている」のような閉じられ、甘くて昏い居心地のいい世界。しかし、レイアは俗物のいる外界へ出て行かなければならない。とレイアの森茉莉の「甘い蜜の部屋」のモイラのようだと思いました。やがて盲目だった目が啓けたことによる見えることへの喜びと次第に夢見たものが色褪せていくことは「ユージニア」の彼女を彷彿とさせ。そして、レイアは自身の光と闇に自ら、囚われる。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2013年04月26日
    55人がナイス!しています

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