平家物語(上)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1959年04月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044007010
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平家物語(上)

  • 著者 佐藤 謙三
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1959年04月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044007010
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」に始まる平家物語は、平清盛の誕生から位人臣を極め、その後源氏に攻め滅ぼされるまでを描いた一大叙事詩として、また国民文学の白眉として古くから親しまれて来た。『徒然草』226段からその成立事情を伺い知ることができるのも興味深い。上巻では巻一から「壽永二年七月二十五日に、平家都を落ち果てぬ」と結ぶ巻七までを収載。全2冊。 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」に始まる平家物語は、平清盛の誕生から位人臣を極め、その後源氏に攻め滅ぼされるまでを描いた一大叙事詩として、また国民文学の白眉として古くから親しまれて来た。『徒然草』226段からその成立事情を伺い知ることができるのも興味深い。上巻では巻一から「壽永二年七月二十五日に、平家都を落ち果てぬ」と結ぶ巻七までを収載。全2冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

例言

卷第一~第七

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「平家物語(上)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • それぞれの出来事の迫力が生み出す物語的な面白さ、それらの継ぎ起きたのが日本仏教的な信賞必罰の因果で説明される宗教的凄み、翻弄される登場人物の情の動きが醸す小説的な面白さ、それらが事実をベースに編成され それぞれの出来事の迫力が生み出す物語的な面白さ、それらの継ぎ起きたのが日本仏教的な信賞必罰の因果で説明される宗教的凄み、翻弄される登場人物の情の動きが醸す小説的な面白さ、それらが事実をベースに編成されたという歴史の味わい、など、とにかく文学の醍醐味の殆ど全てが詰まっている恐ろしい作品。最初の1/3は出世と陰謀の平安的物語で、俊寛の死と安徳天皇の生誕という悲壮と栄華栄耀のピークまでその味が続く。序章としての以仁王の挙兵と破格の怪僧文覚が頼朝に謀反を唆すあたりからきな臭くなる。 …続きを読む
    ヤベ
    2022年12月18日
    3人がナイス!しています
  •  無常観と浄土思想が物語を貫く。物語の構成は疑義を差し挟む余地がないほど自然かつ大胆で、国文学史上で抜きん出ていると思う。文体も明晰で淀みがない。古事記以降の国文学の技をあますことなく駆使した総括的な  無常観と浄土思想が物語を貫く。物語の構成は疑義を差し挟む余地がないほど自然かつ大胆で、国文学史上で抜きん出ていると思う。文体も明晰で淀みがない。古事記以降の国文学の技をあますことなく駆使した総括的な文体だと思う。それをもって描かれるあらゆる人々の盛衰に自分を見出してしまう。細かいことは下巻に書く。 …続きを読む
    ヤベ
    2021年08月06日
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  • 上巻ようやく読み切り。岩波版を四巻揃えるより安そうだったので買ったものの、注釈が少なく、たいうか用語注釈がほとんどない。これはつらかった。登場人物が多いのに加え、役職で呼んだりするため、いったいこの大 上巻ようやく読み切り。岩波版を四巻揃えるより安そうだったので買ったものの、注釈が少なく、たいうか用語注釈がほとんどない。これはつらかった。登場人物が多いのに加え、役職で呼んだりするため、いったいこの大臣はどの大臣といったことも多々。でも面白いこと、面白いこと。下巻に突入。 …続きを読む
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    2020年08月30日
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