死なう団事件 軍国主義下のカルト教団

死なう団事件 軍国主義下のカルト教団

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年09月22日
判型:
文庫判
ページ数:
353
ISBN:
9784043556014
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死なう団事件 軍国主義下のカルト教団

  • 著者 保阪 正康
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年09月22日
判型:
文庫判
ページ数:
353
ISBN:
9784043556014

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「死なう団事件 軍国主義下のカルト教団」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 死なう団は名前しか知らなかったので、この本を読んで狂信者と思っていたイメージや何を考えているのか理解不能な集団に対する違和感はかなり減りました。 死なう団は名前しか知らなかったので、この本を読んで狂信者と思っていたイメージや何を考えているのか理解不能な集団に対する違和感はかなり減りました。
    金吾
    2020年11月22日
    8人がナイス!しています
  • 戦前の不穏な社会の空気の中に、このような団体があったということを知る。確かにカルト教団に違いないのだが、現代のカルトとは違って、「死なう。死なう。」と叫んで切腹のデモンストレーションをするという行為に 戦前の不穏な社会の空気の中に、このような団体があったということを知る。確かにカルト教団に違いないのだが、現代のカルトとは違って、「死なう。死なう。」と叫んで切腹のデモンストレーションをするという行為に留まり、他者を傷つけるような凶行には至っていない。社会を変えたいという気持ちがあっても、その刃が常に団員自身に突き付けられているのが特徴。 …続きを読む
    かっぱ
    2013年07月28日
    7人がナイス!しています
  • 「死のう団」という当時にしても現代にしても奇天烈なネーミングにして、政治中枢の所在地で割腹自殺をはかるという摩訶不思議昭和史を、時代の流れで切り取りつつその内面に迫る。ある意味では似たような、「一人一 「死のう団」という当時にしても現代にしても奇天烈なネーミングにして、政治中枢の所在地で割腹自殺をはかるという摩訶不思議昭和史を、時代の流れで切り取りつつその内面に迫る。ある意味では似たような、「一人一殺」の血盟団事件は貧困と青春という印象を受けたが、当事件はさらに盟主のカリスマ性とカルト教団としての側面、警察権力の残虐性(その反面、予想外の反発に狼狽する奇妙さ)が強調される。「怖い」というだけではすまされない、人がどうしても「絆」を求めてしまうというような、何か居心地の悪い読後感。 …続きを読む
    いきもの
    2025年06月30日
    3人がナイス!しています

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