太陽の子

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年06月23日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784043520107

太陽の子

  • 著者 灰谷 健次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年06月23日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784043520107
ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾身の長編小説! ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾身の長編小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「太陽の子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • けなげで天真爛漫な太陽のようなふうちゃんが大好き。人間は、顔は一つだけれど心はいくつもある、そんな優しいことに気づく6年生のふうちゃん。梶山先生の授業のシーン、頑張ったんだね、覚悟決めたんだね、偉いよ けなげで天真爛漫な太陽のようなふうちゃんが大好き。人間は、顔は一つだけれど心はいくつもある、そんな優しいことに気づく6年生のふうちゃん。梶山先生の授業のシーン、頑張ったんだね、覚悟決めたんだね、偉いよ先生!って泣けてきた 自分以外の誰かのために一生懸命になれるって、本気で怒って本気で泣けるって、尊くて美しい。そんな尊くて美しい、でも不器用で繊細な奴らが集う沖縄料理の店。『知らなくてはならないこと...』この手紙、読んでほしいな!たくさん教えられたよ❗ありがとう😆💕✨てだのふあ、ふうちゃん‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2018年11月10日
    212人がナイス!しています
  • 明るくてまっすぐな「太陽の子」ふうちゃん。沖縄出身の両親が営む料理店に集う人々は暖かく優しい。でも30年前の戦争で負った見えない傷からは、今も血がどくどく流れてて。ふうちゃんが太陽のようにその傷を照らし 明るくてまっすぐな「太陽の子」ふうちゃん。沖縄出身の両親が営む料理店に集う人々は暖かく優しい。でも30年前の戦争で負った見えない傷からは、今も血がどくどく流れてて。ふうちゃんが太陽のようにその傷を照らし癒やす、そんな物語を思い描いてたのだけど、違う、これは戦いの物語。彼女の真摯な眼差しが、言葉が、勇気が、「知らなければいけないこと」の扉を開く。語れなかった人たちが語り始める。その渦中で力尽きたお父さん。行き場を失ったお父さんへの「どうして?」は、私たちへの重い宿題。真実に向かい合えというメッセージ。 …続きを読む
    rico
    2023年08月15日
    109人がナイス!しています
  • 神戸の琉球料理屋を舞台に、根深い挫折感に苛まれた人々が戦争の傷痕を探り当てようとする姿が描かれる。重いテーマながら、厳しい現実を明るく生きるヒロインをはじめ登場人物に面白味とあたたかみがあり、雰囲気は 神戸の琉球料理屋を舞台に、根深い挫折感に苛まれた人々が戦争の傷痕を探り当てようとする姿が描かれる。重いテーマながら、厳しい現実を明るく生きるヒロインをはじめ登場人物に面白味とあたたかみがあり、雰囲気は暗いだけではない。本書からは、知らなくてはならないことを直視する勇気や「どんなに絶望的なときでも、本気で人を愛すること」の大切さが真っ直ぐに伝わってくる。その根源では、優しさや思いやりによる人間同士の結びつきが重要な役割を果たしている。不幸や悲しみはつぎつぎ繋がっていくものだが、それは幸福や喜びも同じなのだ。 …続きを読む
    のっち♬
    2020年09月20日
    101人がナイス!しています

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